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ファミコン後期に発売された「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、あの人気忍者アクションシリーズが舞台をまさかの宇宙に移した異色作です。じゃじゃ丸くんシリーズと言えば和風の世界観を思い浮かべる方が多いと思いますが、本作では敵も背景も一新され、シリーズファンにとっても新鮮な驚きのある内容になっています。今回は発売日や基本仕様、シリーズの歴史、ゲームの世界観、操作システムの特徴、当時の評価までを整理しながら、この作品の魅力を詳しくご紹介していきます。当時ファミコンで遊んでいた方はもちろん、レトロゲームに興味を持ち始めた方にも楽しんでいただける内容です。
1.発売日と基本情報
「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、1991年3月29日にジャレコからファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたアクションゲームです。定価は5,800円(税抜)でした。1991年といえばスーパーファミコンがすでに登場していた時期であり、ファミコンソフトの発売本数自体が徐々に少なくなっていた頃です。そのタイミングでこのタイトルが世に送り出されたことは、当時のジャレコがじゃじゃ丸くんシリーズにどれだけ力を入れていたかを物語っています。
なお海外では「Squashed」というタイトルで発売されており、国内版とは異なる名称になっている点も興味深いポイントです。ジャンルは純粋なアクションゲームで、コンティニュー方式が採用されています。
2.じゃじゃ丸くんシリーズのおさらい
「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」を理解する上で欠かせないのが、シリーズ全体の流れです。ファミリーコンピュータ用として発売されたじゃじゃ丸くんシリーズは、第1作の「忍者じゃじゃ丸くん」を皮切りに、「じゃじゃ丸の大冒険」(1986年)、「じゃじゃ丸忍法帳」(1989年)、「じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城」(1990年)と続き、そして本作「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」(1991年)で幕を閉じました。つまり本作は、ファミコン用として発売されたシリーズ5作目にあたり、なおかつファミコン向けとしては最後の作品となります。
シリーズを振り返ると、純粋なアクションゲームから始まり、途中でRPG的な要素を取り入れた作品も登場するなど、作品ごとにジャンルの振れ幅が大きいのもこのシリーズの特徴です。「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、そうした変遷の締めくくりとして、再びアクションゲームの原点に立ち返りつつ、舞台を宇宙という全く新しい方向へ広げた作品と位置づけることができます。
3.ゲーム概要・世界観
本作の主人公は、おなじみのじゃじゃ丸と、ヒロインであるさくら姫の二人です。宇宙の支配者であるドン・デストロイダを倒し、宇宙に平和を取り戻すことが目的となっています。全7ステージで構成されており、舞台が宇宙であることから、敵キャラクターやアイテムなどもこれまでのシリーズ作品とは大きく異なるデザインに一新されました。
これまでのじゃじゃ丸くんシリーズは、忍者や妖怪といった和風のモチーフを中心に展開されてきました。「忍者じゃじゃ丸くん」では、なまず太夫にさらわれたさくら姫を助け出すために、手裏剣や忍法ガマパックンといった和風の技を駆使して妖怪たちと戦う内容でしたが、「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」ではロボットや宇宙生物のような敵が登場し、和風忍者アクションというイメージからは大きく離れた世界観になっています。シリーズを長く追いかけてきたファンからすると、この方向転換には賛否が分かれるところですが、単純にアクションゲームとして見ると武器やアイテムのバリエーションが豊富で、遊びごたえのある作りになっている点は評価できるでしょう。
4.操作方法・システムの特徴
操作面では、Aボタンでジャンプし、武器を振り下ろして敵を踏みつけるように攻撃するアクションが基本となります。特徴的なのはBボタンの使い方で、長押しすることで足踏みをしながらパワーを溜め、離したタイミングで一気に溜めを解放してダッシュするという、シリーズの中でもかなり独特な操作システムが採用されています。このダッシュ操作に慣れるまでは序盤のステージでつまずいてしまうプレイヤーも多かったようで、じゃじゃ丸くんシリーズの中でも操作難易度がやや高めの作品として語られることがあります。
また本作では、さくら姫を自分で操作できる点もシリーズとしては初めての試みでした。従来はじゃじゃ丸が助け出す対象として描かれることが多かったさくら姫が、プレイヤーキャラクターとして選択できるようになったことは、シリーズのファンにとって大きな話題となりました。この試みは、後の新作「じゃじゃ丸の妖怪大決戦」など、さくら姫が活躍する後年の展開にもつながる先駆け的な要素だったと言えるでしょう。
5.当時の評価
「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、発売当時のゲーム雑誌でも取り上げられています。「ファミコン通信」のクロスレビューでは合計22点(満40点)、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」では19.2点(満30点)という評価を得ています。数値だけを見ると平均的な作品という印象を受けるかもしれませんが、シリーズ最終作として大胆に世界観を変更した挑戦的な姿勢は、当時のプレイヤーにもそれなりのインパクトを与えたと考えられます。
6.シリーズにおける位置づけ
「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、ファミリーコンピュータ用として発売されたじゃじゃ丸くんシリーズの中で最後の作品にあたります。ファミコンというハードの晩年に発売されたこともあり、グラフィックや演出面ではそれまでのシリーズ作品と比較して工夫が凝らされている一方、宇宙という舞台設定によってシリーズ特有の和風の雰囲気が薄れてしまった点は、当時から賛否の分かれるポイントでした。
とはいえ、シリーズ最終作としてさくら姫を操作可能キャラクターに据えたことや、独自のダッシュシステムを導入したことなど、それまでの作品にはなかった新しい試みが随所に盛り込まれています。じゃじゃ丸くんシリーズの変遷を追う上でも、外すことのできない一作と言えるでしょう。
7.現在遊ぶ方法
現在では、ファミコン実機とソフトを中古で探す以外にも、じゃじゃ丸くんシリーズをまとめて楽しめる方法が用意されています。「忍者じゃじゃ丸 コレクション」というオムニバスタイトルには、「忍者じゃじゃ丸くん」「じゃじゃ丸の大冒険」「じゃじゃ丸忍法帳」「じゃじゃ丸撃魔伝 幻の金魔城」、そして本作「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」のファミコン版5作品に加え、新作「じゃじゃ丸の妖怪大決戦」が収録されています。このコレクションはNintendo Switch版が2019年12月12日に、PlayStation 4版が2021年5月21日に発売されており、シリーズを一気に振り返りながら本作を体験したい方には特におすすめの選択肢です。
8.まとめ
「忍者じゃじゃ丸 銀河大作戦」は、1991年3月29日にジャレコから発売された、ファミコン版じゃじゃ丸くんシリーズの最終作です。舞台を宇宙に移したことによる世界観の大きな変化、Bボタンを使った独特なダッシュシステム、さくら姫が初めて操作可能になったことなど、シリーズの中でも異色の存在として位置づけられる作品です。和風のイメージが強いじゃじゃ丸くんシリーズの中で、あえて宇宙という舞台に挑戦した本作は、当時のファミコンソフトの多様性を感じさせてくれる一本でもあります。レトロゲームを振り返る際には、ぜひこの作品にも注目してみてください。
(出典 Youtube)
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