ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間とは?1992年発売のファミコンRPGを徹底解説

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』は、1992年8月7日にバンダイから発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲームです。ファミコン版ドラゴンボールZシリーズの第3弾にあたる本作は、原作の人造人間編をベースにしながらも独自の展開を加えたストーリーが特徴です。今回はこのタイトルの基本情報からストーリー、ゲームシステム、当時の評価、現在のコレクター事情まで詳しく紹介します。

1、ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間の基本情報

本作は1992年8月7日にバンダイより発売されたファミリーコンピュータ用ソフトです。ジャンルはロールプレイングゲームで、独自のカードシステムを組み込んだバトルが特徴となっています。ファミコンで展開されたドラゴンボールZシリーズとしては、1990年10月27日発売の『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』、1991年8月10日発売の『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』に続く3作目にあたります。関連書籍として、集英社から1992年8月15日に攻略本「ファミコン奥義大全書 ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間」も発売されており、当時の人気の高さがうかがえます。

2、シリーズにおける位置づけと発売の経緯

ファミコン版ドラゴンボールZシリーズは、原作コミックスやアニメの放送とほぼ並行する形でソフト化が進められていました。本作が発売された1992年当時、原作もまだ人造人間編の途中であったため、ゲームのストーリーも完結した形では描かれていません。前2作に存在していた天下一武道会モードは本作では廃止されており、より物語進行を重視した構成に変化しているのも特徴のひとつです。シリーズを重ねるごとにシステムを見直していく姿勢は、当時のバンダイのドラゴンボール関連ソフト展開の中でも興味深いポイントといえます。

3、ストーリーの内容と特徴

ゲーム本編は、ナメック星編の終盤から人造人間編にかけての展開を題材としています。ただし当時の原作が未完であったことから、ストーリーの後半は劇場版『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』に登場したクウラと、その部下であるクウラ機甲戦隊(ネイズ、ドーレ、サウザー)が中心となるオリジナル展開が大きな比重を占めています。人造人間編の敵キャラクターは物語終盤に登場する程度にとどまり、物語はピッコロがセルを取り逃がす場面で幕を閉じます。原作に忠実な完結編ではなく、当時の連載状況を反映した「未完のまま終わる物語」という点が、本作を語るうえで欠かせない特徴となっています。

未来からやってきた人造人間は、ドクター・ゲロのコンピュータによって作り出された存在として描かれ、神と融合したピッコロとの一騎討ちが物語の重要な見どころのひとつです。原作の展開を先取りしようとしつつも、当時の連載進行との兼ね合いから独自の解釈が随所に盛り込まれている点は、リアルタイムで原作を追っていた当時のファンにとって印象深い部分だったといえるでしょう。

4、ゲームシステムの特徴

本作最大の特徴は、カードを用いたバトルシステムです。キャラクターにはそれぞれ「流派」と呼ばれる属性が設定されており、例えば人造人間には「造」という流派が割り当てられています。移動や戦闘の随所でカードを使用する仕組みが採用されており、単純なコマンド選択式のRPGとは異なる独自の遊び心地を実現しています。このカードバトル要素は、当時のファミコン用RPGの中でも個性的なシステムとして位置づけられており、後年「カードバトルRPG」というジャンル名で紹介されることもあります。

戦闘に参加していない控えのキャラクターも、場面に応じてランダムに参戦する仕組みが盛り込まれており、キャラクターごとに異なる特技や必殺技が用意されています。こうした細かなキャラクター付けは、原作ファンにとって遊びごたえのある要素となっていました。

5、開発体制と当時の反響

本作の開発は、数多くのファミコン・スーファミ用RPGを手がけたことで知られる開発会社トーセが担当しています。原作の世界観を再現しながらも、独自のシステムを構築する技術力は、当時のドラゴンボール関連ゲームの中でも一定の評価を得ていました。

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは、4人の評者による合計点が40点満点中26点となりました。また、ファミリーコンピュータMagazineの読者投票による「ゲーム通信簿」では、30点満点中21.0点という評価を獲得しています。原作の連載状況に合わせてオリジナル展開を盛り込んだストーリー構成は、当時のプレイヤーの間でも賛否が分かれるポイントであったと考えられます。

6、現在のコレクター人気について

発売から30年以上が経過した現在も、本作は昭和後期から平成初期のファミコンソフトとして中古市場で取引が続いています。カードバトルという独自要素を持つ本作は、当時のドラゴンボールファンだけでなく、レトロゲーム愛好家からも根強い人気を集めているタイトルのひとつです。パッケージや説明書の状態によって取引価格には幅がありますが、シリーズを通してコレクションしているファンも少なくありません。

7、発売当時のドラゴンボールZ人気とファミコン市場の背景

1992年前後は、アニメ『ドラゴンボールZ』が全国的な人気を博していた時期にあたり、関連グッズやゲームソフトが続々と展開されていました。バンダイはアニメの放送に合わせて毎年のようにファミコン用ソフトを発売しており、本作もそうした展開の一環として世に送り出されています。当時のファミコン市場はスーパーファミコンへの世代交代が進みつつあった時期でもあり、後継機の性能を意識しながらも、ファミコンならではの手軽さを活かした作品づくりが続けられていました。本作が採用したカードバトルというシステムも、限られたハード性能の中で新しい遊びを提案しようとする当時の試行錯誤のひとつとして捉えることができます。

8、シリーズ他作品との比較で見る本作の立ち位置

前作『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』までは天下一武道会モードが搭載されており、ストーリー本編とは別にキャラクター同士の対戦を楽しめる仕様になっていました。これに対して本作ではそのモードが廃止され、より一本道のストーリー進行に重きが置かれるようになっています。またバトル面でも、カードと流派という新しい概念が導入されたことで、前2作とは一線を画すシステムに生まれ変わりました。翌年発売された『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』へと続くカードバトルシステムの土台が、本作で形作られたともいえるでしょう。こうした変化の過程を追いながら遊ぶと、シリーズ全体の進化がより実感しやすくなります。

9、まとめ

『ドラゴンボールZIII 烈戦人造人間』は、1992年8月7日にバンダイから発売されたファミコン用RPGで、ファミコン版ドラゴンボールZシリーズの3作目にあたる作品です。原作が未完だった時期に発売されたことから、劇場版キャラクターを絡めたオリジナル展開が物語の中心となっており、独自のカードバトルシステムとあわせて当時のシリーズの中でも個性的な一本といえます。レトロゲームとしてドラゴンボールZの歴史をたどるうえで、押さえておきたいタイトルのひとつです。

(出典 Youtube)


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