※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。
タイトーから1990年に発売された「ドンドコドン」は、コミカルな見た目とは裏腹に、敵を殴って担いで投げるという硬派なアクション性を持ったファミコンソフトです。アーケードからの移植作でありながら、家庭用ならではの遊びやすさも兼ね備えており、当時のアクションゲーム好きの間で語り継がれてきたタイトルです。この記事では、ドンドコドンの発売日や基本スペックといった公的な情報から、ストーリーやゲームシステムの特徴まで、幅広く紹介していきます。
1.ドンドコドンとはどんなゲームか
ドンドコドンは、タイトーが手がけた固定画面型のアクションゲームです。プレイヤーは主人公を操作し、画面内に登場する敵をすべて倒すことでステージクリアとなる、シンプルながら奥の深い作りになっています。見た目はポップでかわいらしい雰囲気にまとめられていますが、実際に遊んでみると、敵の配置や動きを見極めながら立ち回る必要があり、じっくり考えて進めるタイプのアクションゲームだと感じる方も多いはずです。
2.発売日と基本スペック
ドンドコドンのファミコン版は、1990年3月9日にタイトーから発売されました。開発を手がけたのはタイトー中央研究所熊谷分室で、発売当時の価格は5,900円(税抜)です。ジャンルはアクションに分類され、当時のファミコンソフトの中でも、操作性のわかりやすさとやり込み要素を両立させた一本として位置づけられていました。
3.アーケード版からの移植という誕生の背景
もともとドンドコドンは、1989年に稼働していたアーケード用のゲームが原点です。ファミコン版はこのアーケード版を家庭用に移植したもので、固定画面で敵を全滅させるとステージクリアという基本ルールはそのまま引き継がれています。移植度の高さも特徴のひとつで、アーケード版にあった裏ステージまでファミコン版にしっかりと収録されている点は、当時のファンにとって嬉しいポイントだったのではないでしょうか。
4.ストーリーの内容
物語の舞台は、平和な国MARRY LANDです。この国には、腕のいい大工であるボブとジムという二人組が暮らしていました。ある日、二人は王様の命令を受け、新しいお城の柱にする木を探すために森へと出かけます。そこで見たこともないほど大きな木を見つけ、勢いよく切り始めたところ、木の中からピンク色に輝く光が飛び出し、まっすぐ王様のお城へと向かっていきました。
実はこの光の正体は、不思議の国で飼われていたブタでした。ブタは王様とお姫様をさらうと、ボスが待ち構える雲の上のお城に閉じ込めてしまいます。事態を知ったボブとジムは、それぞれハンマーを手に取り、二人を救い出すためにブタを追って旅立つことになります。プレイヤーは、このボブとジムのどちらか(または二人同時プレイ)を操作しながら、全ステージの攻略を目指していきます。
5.基本操作とゲームシステム
操作方法は、2方向レバーによる左右移動と、アクション・ジャンプの2ボタンといういたってシンプルな構成です。しかし、実際の攻略には工夫が必要になります。敵はただ触れただけでは倒せず、まずハンマーで殴って気絶させ、その状態の敵を担ぎ上げ、壁や別の敵に向かって投げつけることで、ようやく撃破できる仕組みになっています。この「叩く・担ぐ・投げる」という3段階の処理こそが、ドンドコドンならではの手触りを生み出しているといえるでしょう。
見た目のかわいらしさから、ハンマーで叩くだけのゲームだと思い込んでしまうと、なかなかうまく攻略が進みません。投げる動作をしっかり活用し、敵同士をぶつけ合ったり、壁を利用したりすることで、効率よくステージを突破できるようになります。単純な操作の中に、しっかりとした駆け引きが用意されている点は、当時のアクションゲームらしい奥深さといえます。
6.パワーアップアイテムの存在
ステージ内では、特定の行動を取ることによって、あらかじめ決められた場所にパワーアップアイテムが出現する仕組みが用意されています。これらのアイテムを獲得すると、プレイヤーにとって有利になる効果が発生することが多いのですが、中にはマイナスの効果をもたらすものも存在します。どこでアイテムが出やすいのか、画面の中のどの部分を注意して見ておくべきかを意識しながら進めることが、スムーズな攻略につながっていきます。
7.全50ステージとボス戦、そして裏ステージ
ドンドコドンは、全50ステージという非常にボリュームのある構成になっています。道中にはボス戦が全部で5回用意されており、単調になりがちな固定画面アクションに、節目としてのメリハリを与えています。表のステージをすべてクリアしたあとには、アーケード版にも存在していた裏ステージが待ち構えており、エンディングを見た後もさらにやり込める作りになっている点は、移植度の高さを裏付ける要素のひとつです。
なお、表ステージのエンディングでは、王様の姿が見当たらないことにお姫様が気づく場面が描かれ、王様の救出に失敗したことを示すバッドエンド的な結末を迎えます。すべてを救い出すためには、裏ステージにも挑戦する必要がある構成になっているのです。
8.2人同時プレイに対応した点も魅力
ドンドコドンは、1人でじっくり攻略を進めるのはもちろん、2人同時プレイにも対応しています。ボブとジムという二人組の主人公が用意されている設定を活かし、友人や家族と協力しながら、敵をハンマーで倒していく楽しさを味わえるようになっています。当時のファミコンソフトとしては、こうした協力プレイができる点も、人気を集めた理由のひとつだったと考えられます。
9.続編「ドンドコドン2」との違い
ドンドコドンの好評を受けて、1992年には続編にあたる「ドンドコドン2」もファミコン向けに発売されています。前作がステージごとに敵を全滅させてクリアを目指す固定画面アクションだったのに対し、続編ではハンマーを投げるアクション自体は継承しつつ、横スクロールアクションへと大胆にシステムが変更されている点が大きな特徴です。同じシリーズでありながら、プレイ感覚がかなり異なる作品に仕上がっているため、両方を遊び比べてみるのもおすすめです。
10.同じタイトー作品との系譜
固定画面アクションという枠組みで見ると、同じくタイトーが手がけた「バブルボブル」も近い雰囲気を持つ作品として挙げられます。画面構成は似ている部分がありながらも、敵の処理方法や攻略の考え方はドンドコドンと大きく異なっており、両方を遊んでみることで、それぞれの個性がより際立って感じられるはずです。「叩いて投げる」というドンドコドンならではの手触りは、同系統の作品と比較することで、より明確に理解できるのではないでしょうか。
11.まとめ
ドンドコドンは、1990年3月9日にタイトーから発売された、コミカルな見た目と硬派な手応えを兼ね備えたファミコンのアクションゲームです。ボブとジムという二人の大工が、さらわれた王様とお姫様を救出するために旅立つというシンプルなストーリーのもと、敵を殴って担いで投げるという独自のアクションが展開されます。全50ステージ、ボス戦5回、さらに裏ステージまで用意されたボリュームの多さ、そして2人同時プレイにも対応している懐の広さは、当時のアクションゲームとして非常に魅力的なポイントです。続編のドンドコドン2と合わせて、あらためて遊んでみると、当時とはまた違った発見があるかもしれません。
(出典 Youtube)
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