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1986年11月21日、コナミからファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフト『もえろツインビー シナモン博士を救え!』が発売されました。前作『ツインビー』の続編にあたる縦横両スクロールのシューティングゲームで、シリーズで唯一の3人同時プレイに対応したことでも知られています。この記事では、もえろツインビーの発売日や対応機種などの基本情報から、ストーリー、ゲームシステム、全7ステージの内容、後年の移植や海外版『Stinger』までを、分かりやすくまとめました。ファミコン世代の方にも、初めて知る方にも楽しんでいただける内容です。ディスクシステム時代の名作シューティングを、あらためて振り返ってみましょう。
1.もえろツインビーの基本情報と発売日
『もえろツインビー シナモン博士を救え!』の発売日は、1986年11月21日です。発売元はコナミ、対応機種はファミリーコンピュータ ディスクシステムで、ジャンルは縦スクロールと横スクロールの両方を備えたシューティングゲームです。定価は3,100円(税抜)でした。開発はコナミ開発2課が担当しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | もえろツインビー シナモン博士を救え! |
| 発売日 | 1986年11月21日 |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
| 発売元 | コナミ |
| 開発 | コナミ開発2課 |
| ジャンル | 縦横両スクロールシューティング |
| プレイ人数 | 最大3人(同時プレイ) |
| 定価 | 3,100円(税抜) |
ディスクシステムは、1986年2月に登場したファミコンの周辺機器です。ディスクカードを使うことでカセットより大きな容量を扱えるのが強みで、本作も前作よりメディアの容量が増え、新しい要素が数多く盛り込まれました。ファンの間では「もえツイ」の愛称でも呼ばれています。
2.前作から100年後を描くストーリー
前作『ツインビー』は1985年にアーケードで登場し、ファミコン版は1986年1月に発売されました。その続編として、同じ年の11月に世に出たのが本作です。
舞台は前作から100年後、宇宙暦2901年のドンブリ島です。シナモン博士が100年間の冷凍睡眠から目覚めたところから、物語は始まります。かつてスパイス大王と戦った博士の息子たちはすでに亡くなり、時代は彼らの孫、つまり博士のひ孫たちの世代になっていました。
博士は「島に何かが起こる」という予感に従い、3人のひ孫のためにツインビー、ウインビー、そして新型のグインビーの3機を完成させます。ところがそこへ、スパイス大王の孫にあたるガトランティスが襲来しました。研究所は襲われ、博士は円盤で連れ去られてしまいます。ひ孫たちは3機に乗り込み、円盤の跡を追って世界中の国々を巡ることになります。
3.シリーズ唯一の3人同時プレイ
本作最大の特徴は、なんといっても3人同時プレイです。シリーズのほとんどの作品が2人同時プレイまでなのに対し、本作だけは3人で協力して遊べます。
1Pはブルーのツインビー、2Pはピンクのウインビーで、ファミコン標準のコントローラーで操作します。3Pは緑色の新機体グインビーで、ファミコン本体の拡張コネクタにジョイスティックを接続して操作する仕組みです。
複数人で遊ぶときは、機体を横に並べると「ワッカレーザー」を撃てます。貫通力があって攻撃範囲も広い反面、射程が短く、発射速度も遅めという癖のある攻撃です。仲間と息を合わせるほど強くなる、協力プレイならではの仕掛けといえます。当時は3人同時プレイが難しいと思われていたこともあり、画期的な試みとして評価されました。
4.縦スクロールと横スクロールの融合
前作は縦スクロールのステージだけでしたが、本作では横スクロールのステージが加わりました。全7ステージのうち、1面・3面・7面が横スクロール、2面・4面・5面・6面が縦スクロールです。スクロール方向によって、操作やルールが少し変わります。
縦スクロール面
前作『ツインビー』と同じ操作系で、機体には腕があります。Aボタンで対地ボム、Bボタンで対空ショットを撃ちます。敵弾を1発受けると腕が取れてボムを撃てなくなりますが、お助けカーがやってきて助けてくれます。
横スクロール面
機体に腕はなく、被弾1発でミスになります。Bボタンで対空ショットと対地ボムを同時に発射し、Aボタンでは真上にハートを撃ちます。ハートは鈴にだけ当たる弾です。ショットでは地上の敵を壊せず、ボムは地上の敵にしか効かないため、狙い方にひと工夫が要ります。
5.鈴の色とパワーアップ、魂復活システム
ツインビーシリーズといえば「鈴」の集め方が肝です。本作の鈴は洋風の鐘ではなく、和風の鈴の形をしています。雲を撃つと鈴が出現し、撃つ回数によって色が変わります。取ったときの色で、得点やパワーアップの効果が決まります。
- 黄鈴:スコアアップ。落とさずに取り続けると最高10000点になります。
- 青鈴:自機の移動速度が1段階上がります。
- 白鈴:ショットが2連装のツイン砲になります。
- ピンク鈴:貫通するレーザーになり、ボス戦で有効です。
- 赤白点滅鈴:自機をなぞる分身が2つ付きます。1人プレイ時のみ使えます。
- 青白点滅鈴:バリアを張り、敵の体当たりや敵弾から身を守れます。
地上の砲台をボムで撃つと、ドル袋やクエスチョン、左右に撃てるLとRのビーム、3WAYムーン、5WAYスターといったアイテムも出現します。ステージ内には隠れキャラも多く、探す楽しみがあります。
初心者に優しいのが「魂復活システム」です。パワーアップした状態でミスしても、そのとき出現する魂を取れば、直前のパワーアップを取り戻せます。ゲームオーバーになっても、コンティニューで全滅したステージの最初からやり直せます。
6.全7ステージの内容とボス
各ステージは、国ごとにテーマの違う敵が登場するのが魅力です。
- ステージ1 ドンブリ島(横):食料品タイプの敵が登場します。ボスは巨大なスイカのウルトラアークです。
- ステージ2 ラマヤドーラ王国(縦):カメやクラゲなど水棲生物タイプの敵が出ます。ボスは巨大なタコのスプーキーです。
- ステージ3 オルドラード公国(横):エジプトの砂漠にある国で、ピラミッドやスフィンクスも見えます。ボスは水道の蛇口のようなウォーターパイパーです。
- ステージ4 ウラルフスク国(縦):北極に近い極寒の国で、テレビや扇風機など家電タイプの敵が出ます。ボスはロボガスターです。
- ステージ5 ザマビ王国(縦):南米にある国で、渓谷が続きます。ボスはステレオのようなサウンダーです。
- ステージ6 イプ=Γ帝国(縦):機械的な街並みの帝国で、昆虫タイプの敵が出ます。ボスは太陽のようなアポロンガーです。
- ステージ7 宇宙(横):最終ステージです。ボスはガトランティスで、これまでのボスの子供たちも登場します。
宇宙では雲がないため、コナミマンが鈴を届けてくれます。ステージクリア後には、条件を満たすとボーナスステージにも突入できます。
7.開発スタッフと音楽
開発はコナミ開発2課です。プログラムは、前作『ツインビー』を手掛けた青山和浩さんと、後に『バイオミラクル ぼくってウパ』(1988年)を手掛ける村田司朗さんが担当しました。音楽は、『キングコング2 怒りのメガトンパンチ』(1986年)を手掛けた禎清宏さんです。ポップで明るいツインビーの世界観を、音の面からも支えた作品といえます。当時のブームを反映して、隠れキャラが多いことも特徴です。
8.ロムカセット版と海外版『Stinger』
ディスクカード版の発売から約6年後の1993年3月26日には、ファミコン用のロムカセット版も発売されました。ロムカセット版には難易度選択が加わり、初心者でも遊びやすくなっています。このロムカセット版は、コナミ最後のファミコンソフトとされています。
その後も、2006年4月14日にi-revo、2010年7月27日にWii、2015年10月28日にWii Uのバーチャルコンソールと、配信で遊べる時代が続きました。
海外では1987年に、ファミコンの海外版であるNES用ソフト『Stinger』として発売されています。海外版は2人同時プレイまでで、会話デモも省略されました。ウインビーは登場せず、グインビーが2P機になっています。
9.まとめ
『もえろツインビー シナモン博士を救え!』は、1986年11月21日にコナミから発売されたディスクシステム用の縦横両スクロールシューティングです。シリーズ唯一の3人同時プレイ、横スクロール面の導入、魂復活システムなど、前作から大きく進化した内容が詰まっています。
今回あらためて調べてみると、ポップな見た目の裏に、協力プレイの楽しさと遊びやすさへの工夫がしっかり詰め込まれていたと分かります。ロムカセット版や配信版もあるので、ぜひ一度触れてみてください。
(出典 Youtube)
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