ツインビー3 ポコポコ大魔王【ファミコン】徹底解説|1989年発売・初心者にも優しいコミカル縦シューシリーズ第3弾の全貌

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はじめに|「ファン以外も楽しめる充実した内容」と称賛されたシリーズ第3弾

※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1989年9月29日、コナミからファミリーコンピュータ向けに定価5,500円(税抜)で発売された『ツインビー3 ポコポコ大魔王』は、コナミを代表するコミカル縦スクロールシューティングゲーム「ツインビーシリーズ」のファミコン版第3作目です。

ポコポコ大魔王にさらわれた仲間のグインビーを救うため、ツインビーとウインビーが出撃するというストーリーのもと、全5ステージで構成されたほんわかポップな世界観が魅力です。雲を撃って現れるベルをさらに撃って色を変えてパワーアップするという、シリーズ伝統の「ベルシステム」は健在。さらに本作では「魂復活システム」「せっていメニュー」による難易度調整など、初心者に配慮した新要素が加わり、ゲームが苦手な方でも楽しみやすい内容に仕上がっています。

「ファミコンロムカセット オールカタログ」(ファミリーコンピュータMagazine 1991年5月10日号付録)では「ファン以外も楽しめる充実した内容」と称賛された本作について、本記事では基本情報からゲームシステム・シリーズの位置づけ・評価まで詳しく解説いたします。


第1章|基本情報・スペック

複数の公的ソースで確認した基本スペックは以下の通りです。

項目詳細
タイトルツインビー3 ポコポコ大魔王
機種ファミリーコンピュータ(FC)
発売日1989年9月29日
発売元コナミ
ジャンルシューティング(縦スクロールシューティング)
定価5,500円(税抜)
容量2MB
メーカー品番RC841
プレイ人数1〜2人(2人同時プレイ可能)
ステージ数全5ステージ
権利表記©1989 コナミ

本作はファミコン版のみで発売されており、他のゲーム機への移植は行われていない独自のタイトルです。


第2章|「ツインビーシリーズ」のファミコン版における位置づけ

本作を理解するために、シリーズの流れを整理いたします。

「ツインビーシリーズ」は、1985年にコナミがアーケードで発売した縦スクロールシューティングゲーム「ツインビー」を原点とする人気シリーズです。コミカルなキャラクター・明るい色彩・独自の「ベルシステム」によるパワーアップが特徴で、殺伐としがちなシューティングゲームの中にあって独自のポジションを確立しました。

ファミコン版のシリーズ展開を整理すると以下の通りです。

発売年タイトル
1985年ツインビー(第1作)
1986年もえろツインビー シナモン博士を救え!(第2作)
1989年ツインビー3 ポコポコ大魔王(本作・第3作)

前作『もえろツインビー』は横スクロールのステージを導入し、3人同時プレイを採用するなど意欲的な試みを行いましたが、本作では縦スクロールのみに回帰しています。また前作にあった3人同時プレイも本作では2人同時プレイまでとなっています。本作の最大の方針転換は「難易度の大幅な引き下げ」であり、シリーズファン以外の初心者でも楽しめる間口の広い内容へと変化しています。


第3章|ストーリー|グインビーを救え!ポコポコ大魔王への挑戦

ストーリーはシンプルにして熱い救出劇です。

ツインビーとウインビーの仲間であるグインビーが、謎の悪者「ポコポコ大魔王」にさらわれてしまいます。グインビーを救い出すため、ツインビーとウインビーの2機は出撃を決意。各ステージを突き進み、最終決戦でポコポコ大魔王を倒してグインビーを取り戻すことが目的となります。

タイトルの「ポコポコ大魔王」は最後の敵の名前そのものであり、シンプルながら本作の世界観を端的に表しています。

なお本作のCMは、コナミのゲームミュージックグループ「矩形波倶楽部」の楽曲に乗せて、ツインビーとポコポコ大魔王が都市で「ウォー!」「ポコポコ」と叫びながらゲーム画面が紹介されるという内容で、印象的なCMとして記憶している方も多いと思われます。なお、CD「千両箱 平成三年版」(1990年)にはCM映像を収録したディスクが付属しています。


第4章|ゲームシステム詳細|ベルシステム・設定メニュー・魂復活

伝統のベルシステム

本作の根幹となるシステムが、シリーズ伝統の「ベルシステム」です。

ステージ内の雲を地上攻撃(Bボタン)で撃つと、ベルが出現します。このベルをさらに撃つたびに色が変化し、取得したときのベルの色によってパワーアップの内容が変わります。どの色のベルを取るか、またはさらに撃って色を変えるかという駆け引きが、ツインビーシリーズの醍醐味のひとつです。

本作ではベルを調整しやすくなっており、前作よりも狙った色のベルを取りやすい設計になっています。

「せってい」メニューによる難易度調整

本作の大きな新要素が、ゲーム開始前に設定できる「せってい」(設定)メニューです。

1Pのキャラクター選択:1P側は「ツインビー」か「ウインビー」のどちらかを選ぶことができます。2P側は残りの機体が自動的に担当します。

残機数の設定:プレイヤーの残機数を3機から10機の間で自由に設定できます。シューティングが苦手な方は多めに設定することで、大幅に遊びやすくなります。

ラウンドセレクト:全5ステージのうち1〜4ステージ目については、ステージの順番を自由に入れ替えて設定することができます。自分が得意なステージや好きな順序でプレイできるこの仕様は、シリーズの中でも独自性の高い要素です。

魂復活システム

本作では、ミスをした際に「魂」が出現する場面があります。この魂を仲間(2人プレイ時の相方)が取ることで、やられたプレイヤーを復活させることができます。残機を消費せずに復活できるこのシステムは、2人プレイでの協力感を高める要素でもあります。

救急車による体力回復

ステージ中には救急車が登場し、これを取得することで体力(ライフ)が回復するという要素も用意されています。「救急車が何回も来てくれる」という仕様により、ゲームオーバーになりにくい設計となっています。


第5章|全5ステージの構成

本作は全5ステージで構成されています。1〜4ステージまでは自由に順番を変更でき、5ステージ目(最終ステージ)のみ固定となっています。各ステージは個性的なデザインと敵キャラクターが用意されており、コミカルな雰囲気の中で攻略を楽しめます。

ステージ1〜4(自由選択)

1Pから4ステージまでは「ラウンドセレクト」機能によって順番を自由に設定できます。奇抜なデザインのボスが各ステージに待ち受けており、コミカルな演出が楽しめます。

ステージ5(最終ステージ・固定)

市松模様の床に大砲や窓が配置された不思議なステージ。ステッキやシルクハットなどマジックに関する敵キャラクターが登場します。ラストボスはポコポコ大魔王との決戦となります。


第6章|発売当時の評価

本作はゲーム誌から好意的な評価を受けた作品です。

「ファミコン通信」のクロスレビューでは6・6・8・4の合計24点(満40点)。「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は22.69点(満30点)という結果でした。同誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では「ファン以外も楽しめる充実した内容」と称賛されています。

現在もファミコンソフト一覧(mobajie.com)のユーザー投票では「良ゲー3票・クソゲー0票」と、すべてのユーザーから良評価を受けており、時代を超えた本作のクオリティの高さを示しています。


第7章|矩形波倶楽部とBGMの魅力

本作の音楽を担当したのは、コナミのゲームミュージック制作グループ「矩形波倶楽部」です。

矩形波倶楽部はコナミの様々な名作ゲームの音楽を手掛けた、ゲーム音楽史において重要なグループです。本作のBGMはツインビーシリーズの明るくポップな世界観に見事に寄り添った楽曲が揃っており、プレイ中の楽しい雰囲気を音楽面からも支えています。

前述のCMでも矩形波倶楽部の楽曲が使用されており、本作の印象的な音楽の世界を体感していただくことができます。


第8章|現在のプレイ環境とレトロゲームとしての価値

本作はバーチャルコンソールへの配信は行われておらず、現在プレイするにはファミコン実機とカートリッジが必要です。ファミコン版のみで発売されており、他のゲーム機への移植が行われていないため、ファミコンでしか遊べない作品です。

中古市場では比較的入手しやすい価格帯で流通しているケースが多く、ツインビーシリーズのコレクションとしても人気があります。

ツインビーシリーズの中でも「初心者でも楽しめる」という方向性を持つ本作は、当時のゲームに不慣れな方や子供でも楽しめる設計となっており、現代でもお子さんと一緒に楽しめるレトロゲームとして推薦できる一本です。


まとめ|シリーズの魅力そのままに、誰でも楽しめる設計に仕上がった傑作

『ツインビー3 ポコポコ大魔王』は、1989年9月29日にコナミからファミリーコンピュータ向けに定価5,500円(税抜)で発売されたシューティングゲームです。ファミコン版ツインビーシリーズ第3作として、伝統のベルシステムを引き継ぎながら、「せってい」メニューによる残機数・難易度調整、ラウンドセレクトによるステージ順変更、魂復活システム、救急車による体力回復など、初心者への配慮が随所に盛り込まれています。

全5ステージのポップでコミカルな世界観、矩形波倶楽部による印象的なBGM、2人同時プレイでの協力感——「ファン以外も楽しめる充実した内容」と称賛されたこの一本を、シリーズの集大成として、また入門作として、ぜひ一度プレイしてみてください。


本記事に記載の発売日・価格・容量・メーカー品番・ゲームシステム・評価情報は、Wikipedia(ツインビー3 ポコポコ大魔王の項目)、Weblio辞書(同Wikipedia転載)、ピコピコ大百科、ファミコンソフト一覧(mobajie.com)、メディアワールド商品情報、げーむのせつめいしょ(説明書原文)、ゲーム備忘録(mimora.mimoza.jp)、りんごのブログ園に基づいております。

(出典 Youtube)


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