ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン【ファミコン】徹底解説|1991年発売・世界を股にかけるシリーズ完結作の全貌

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はじめに|ファミコンで遊べる「ダブルドラゴン」の最終章

※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1991年2月22日、テクノスジャパンからファミリーコンピュータ向けに定価6,200円で発売された『ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン』(双截龍III The Rosetta Stone)は、ベルトスクロールアクションゲームの名作「ダブルドラゴン」シリーズのファミコン版における最終作です。

アーケード版は1990年に稼働を開始しており、本作はそのファミコン向け移植版にあたります。舞台はシリーズ初の「世界各地」へと広がり、アメリカからスタートして中国・日本・イタリアを経てエジプトへと至る、シリーズ最大スケールの冒険が展開されます。

プレイアブルキャラクターの切り替えシステムやボスを倒すと仲間になるシステムなど、意欲的な新要素を盛り込んだ一方、コンティニューの大幅な制限やキャラクターが分かりにくくなるほどのゲームシステムの変化が「微妙な評価」を生んだ作品でもあります(レトロゲームの説明書保管庫の評より)。本記事では、基本情報からゲームシステム・アーケード版との違い・評価まで詳しく解説いたします。


第1章|基本情報・スペック

ファミコンゲームカタログ・メディアワールド商品情報・BEEP・ピコピコ大百科など複数の公的ソースで確認した基本スペックは以下の通りです。

項目詳細
タイトルダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン(双截龍III The Rosetta Stone)
機種ファミリーコンピュータ(FC)
発売日1991年2月22日
発売元テクノスジャパン
ジャンル横スクロールアクション(ベルトスクロールアクション)
定価6,200円
メーカー品番TJC-ZW
プレイ人数1〜2人
権利表記©1991 TECHNOS JAPAN CORP.

本作のバーチャルコンソールへの配信は確認されていないため、ファミコン実機でのプレイを希望される場合は実物のカートリッジが必要です。


第2章|原作アーケード版について|1990年稼働・最大3人同時プレイ

ファミコン版の原作となるアーケード版は1990年に稼働を開始しています。Weblio辞書(Wikipedia転載・ダブルドラゴン3の項目)で確認できるアーケード版の概要は以下の通りです。

修行の旅に出ていたリー兄弟が、ある時「ヒルコ(蛭子)」と名乗る老婆からロゼッタストーンの話を聞き、その謎を追って世界各地を転戦するというストーリーです。

アーケード版では最大3人同時プレイが可能で、リー兄弟(標準型)に加えて、大山兄弟(スピード型)・ユキーデ兄弟(パワー型)・陳兄弟(特殊型)という3組の新キャラクターが参戦しています。3人目のプレイヤーがリー兄弟を選択すると「ソニー・リー」という三番目のリー兄弟が使用可能になります。

ただし先に出た海外版(ロケテスト版も含む)では武器や仲間をショップでクレジットを実際に投入して購入しなければならないという、今日では「Pay to Win」と呼ばれる先駆け的なシステムが採用されており(Weblio辞書より)、これが海外版の評価を大きく下げる要因となりました。日本国内版はこのシステムを採用していません。


第3章|ゲームのストーリー|ロゼッタストーンをめぐる世界旅行

Weblio辞書(Wikipedia転載)・チラ裏げーむ録などで確認できるストーリーは以下の通りです。

自分たちの道場でのんびり過ごしていたビリーとジミーのリー兄弟のもとに、ある日「ヒルコ(蛭子)」と名乗る老婆が現れます。老婆は「ロゼッタストーン」と呼ばれる3つの石板の謎について語り、復活したネオブラック・ウォリアーズがそれらを狙っていると告げます。

リー兄弟はロゼッタストーンの謎を解き明かすため、またネオブラック・ウォリアーズを壊滅させるため、ニューヨークを起点に世界各地へと旅立ちます。

なおストーリーの時系列という点で興味深い特徴があります。チラ裏げーむ録の解説によれば「3作目だけれど、時系列としては1作目と2作目の間に入るらしい」という設定になっており、シリーズの時系列上での位置づけは数字の順番とは異なっています。


第4章|ゲームシステム詳細|4人のプレイアブルキャラクターと操作方法

ファミコン版のプレイアブルキャラクター

作品&キャラクターWiki(wikiwiki.jp)の記述によれば、ファミコン版でプレイ可能なキャラクターは以下の4人です(アーケード版とは異なります)。

  • ビリー・リー:おなじみのリー兄弟の弟。標準的なステータス。
  • ジミー・リー:リー兄弟の兄。2人同時プレイ時のみ登場(BEEPのコラムより)。
  • 陳清明(チン・セイメイ):アーケード版では1P使用可能だったキャラクター。
  • 柳生乱蔵(ヤギュウ・ランゾウ):アーケード版ではCPU専用だったキャラクターがファミコン版でプレイアブルに。

なおアーケード版で使用可能だった大山兄弟・ユキーデ兄弟はファミコン版では削除されています(作品&キャラクターWikiより)。

初代に戻った操作体系

レトロゲームの説明書保管庫の記述によれば「敵の左右でABボタンを使い分けるという、IIのややこしい操作がIの頃のものに戻っている」とのことです。前作『ダブルドラゴンII』の「左右攻撃ボタン」という方向依存の操作から、初代と同様のパンチ・キック・ジャンプの3ボタン形式に戻されており、前作からプレイした方には慣れ親しんだ操作感が戻っています。

また「今作では左右2回押しでダッシュができるのだが、なぜか説明書には書かれていない」という仕様もあります(レトロゲームの説明書保管庫より)。

旋風脚(嵐風脚)が攻略の鍵

レトロゲームの説明書保管庫では「旋風脚(嵐風脚)は使いやすく強力。今作の生命線となる技」と評されており、本作攻略においても旋風脚が重要な役割を担っています。シリーズを通じて双截拳の代表技として知られるこの技が、ファミコン版3作目でも攻略の核となっています。

ボスを仲間にするシステム

ピコピコ大百科の記述に「倒すと仲間になるボスも存在している」と明記されています。特定のボスを倒すことで仲間として使用できるようになるシステムは、本作の新要素のひとつです。

コンティニューの制限

Weblio辞書(Wikipedia転載)によれば「コンティニューは条件付で一度しか使えない」という非常に厳しい制限が設けられており、これが本作の難易度を高める大きな要因となっています。前作『ダブルドラゴンII』ではコンティニューに制限がなかったため、シリーズのファンにとってはこの変更が特に大きな難点として受け止められました。


第5章|ステージ構成|アメリカから始まる世界5か国の旅

BEEPのコラム・チラ裏げーむ録などで確認できるファミコン版のステージ構成は以下の通りです。

ステージ舞台
1面アメリカ(ニューヨーク)
2面中国
3面日本
4面イタリア
5面(最終面)エジプト

BEEPのコラムによれば「ニューヨークから中国、日本、イタリア、そして世界最強の者がいるというエジプトを目指します」という壮大な旅の構成です。

1面のアメリカでは最初、自分たちの道場が舞台という「自宅前のストリート」的なスタートから始まります(チラ裏げーむ録より)。最終ステージのエジプトでは、蘇ったクレオパトラが最終ボスとして登場するという衝撃的な展開が待ち受けています(Weblio辞書・BEEPより)。

またBEEPのコラムでは「ミイラやクレオパトラが襲ってくるなどよりストレートなエジプトを味わうことができます」と表現されており、最終ステージの個性的な演出が本作の見どころのひとつとなっています。


第6章|アーケード版との主な相違点

作品&キャラクターWiki・Weblio辞書・BEEPなどで確認できるアーケード版との主な違いをまとめます。

削除された要素

  • 3人同時プレイ(ファミコン版は最大2人)
  • 大山兄弟・ユキーデ兄弟のプレイアブルキャラクター
  • ソニー・リー(三番目のリー兄弟)

変更・追加された要素

  • プレイアブルキャラクターが陳清明と柳生乱蔵を含む4人構成に変更
  • アーケード版はコインを投入してプレイする形式のためゲームバランスが異なり、ファミコン版は家庭用向けに調整
  • コンティニューが「条件付で一度のみ」という厳しい制限に

第7章|説明書という個性派コンテンツ

本作の説明書も特徴的な仕様となっています。レトロゲームの説明書保管庫によれば「説明書は右綴じ左開きで、ストーリー説明も操作説明もほぼすべて漫画になっているという変わり種」とのことです。

当時のファミコンゲームの説明書としては珍しいオールマンガ形式の説明書は、ゲームの世界観を伝える工夫として評価されています。ただしダッシュの操作方法(左右2回押し)が説明書に記載されていないという点は、当時のプレイヤーにとって不親切な仕様として指摘されています。


第8章|発売当時の評価と現在の位置づけ

Wikipedia(ダブルドラゴンシリーズの項目)・Weblio辞書で確認できる当時のゲーム誌評価は以下の通りです。

ファミコン通信クロスレビュー:合計27点(満40点)

前作ファミコン版(合計26点)とほぼ同水準の評価となっています。

レトロゲームの説明書保管庫では「操作キャラの変更システムや世界を股にかけての冒険など目新しい要素を追加した一方、難易度変更やコンティニューなどユーザーフレンドリーな要素が軒並み消え、微妙な評価になってしまったシリーズ3作目」と総評されており、新要素の追加と快適性の低下というトレードオフが本作の評価を二分した要因といえます。


まとめ|ファミコンで体験できるダブルドラゴン三部作の終着点

『ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン』は、1991年2月22日にテクノスジャパンからファミリーコンピュータ向けに定価6,200円で発売されたアクションゲームです。アーケード版(1990年稼働)のファミコン移植版として、世界5か国を舞台にした壮大なスケール・4人のプレイアブルキャラクター・ボスを仲間にするシステムなど新要素を盛り込みながら、コンティニューの大幅制限という厳しい仕様が賛否を呼んだシリーズ最終ファミコン作品です。

初代に戻った操作体系で「旋風脚(嵐風脚)」を軸とした攻略、エジプトで蘇ったクレオパトラとの最終決戦、オールマンガの個性的な説明書など、本作ならではの魅力は今日のレトロゲームファンにも語り継がれています。ダブルドラゴンシリーズのファミコン三部作を完走したい方には、ぜひ挑戦していただきたい一本です。


本記事に記載の発売日・価格・ゲームシステム・評価情報は、ファミコンゲームカタログ(gamecatalog.net)、BEEP公式ブログ、ピコピコ大百科、Weblio辞書(ダブルドラゴン3の項目・ダブルドラゴンシリーズの項目・Wikipedia転載)、レトロゲームの説明書保管庫、作品&キャラクターWiki(wikiwiki.jp)、メディアワールド商品情報、チラ裏げーむ録に基づいております。

(出典 Youtube)


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