ダッシュ野郎【ファミコン】徹底解説|1990年発売・東亜プラン×タイトーのバイクレースアーケード名作をファミコンで体験

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はじめに|「首領蜂」の前身・東亜プランが送り出したバイクレースの傑作

※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1990年6月15日、ビスコからファミリーコンピュータ向けに定価5,800円(税抜)で発売された『ダッシュ野郎』は、1988年に東亜プランが開発しタイトーが販売したアーケードゲームを家庭用に移植したバイクレースゲームです。

広大なアメリカ大陸を横断するオートバイレースを舞台に、見下ろし型縦スクロールでひたすら前を走るライバルを追い抜いていくというシンプルながら熱いゲームプレイ、燃料管理という戦略要素、空からアイテムを届けてくれるヘリコプターという独特の演出が特徴です。

開発元の東亜プランは、「スラップファイト」「ヘルファイア」などシューティングゲームの名作で知られるアーケードメーカーであり、1994年の倒産後に主要スタッフがケイブを設立し「首領蜂」シリーズを生み出したことでも知られています。本記事では、基本情報から原作アーケードの背景・ゲームシステムの詳細・アーケード版との違いまで、詳しく解説いたします。


第1章|基本情報・スペック

ファミ通.com・ピコピコ大百科・ファミコンソフト一覧(mobajie.com)・Wikipedia(Weblio辞書転載)など複数の公的ソースで確認した基本スペックは以下の通りです。

項目詳細
タイトルダッシュ野郎
機種ファミリーコンピュータ(FC)
発売日1990年6月15日
発売元ビスコ
ジャンルレース(バイクレース)
定価5,800円(税抜)
容量2MB+64KRAM
プレイ人数1〜2人
権利表記©1990 ビスコ

「今日のゲーム!!」ブログの詳細情報によれば、プレイ人数は1〜2人対応となっており、2人での対戦プレイも可能です。発売元のビスコは、同時期のファミコン向けにアーケードゲームの移植作を複数リリースしていたメーカーです。


第2章|原作アーケード版について|東亜プラン開発・タイトー販売の1988年作品

本作の原作となるアーケードゲーム『ダッシュ野郎』は、東亜プランが開発し、タイトーが1988年5月より稼働開始したアーケード用縦スクロールバイクレースゲームです(Wikipedia・Weblio辞書・いっぱいゲームを楽しもうサイトより確認)。

日本国外では「Rally Bike(ラリー・バイク)」のタイトルで稼働しており、8方向レバーと2ボタン(アクセル・ブレーキ)という操作系で広く親しまれました。

開発元の東亜プランについては、Wikipedia(東亜プランの項目)に詳しく記されており、オルカ倒産後のスタッフが設立した会社で、1982年9月に設立しタイトーと密接な関係を持ちながらシューティングゲームを中心に傑作を送り出し続けたメーカーです。「スラップファイト」「ヘルファイア」「飛翔鮫」などの人気シューティングゲームでシューターから愛された東亜プランが、レースゲームの分野でも本作という意欲作を生み出していたことは注目に値します。1994年7月4日付けで東亜プランは破産しましたが、主要スタッフがケイブを設立し「首領蜂」シリーズの開発へと引き継がれています(Wikipedia・東亜プランの項目より)。


第3章|アーケード版のゲーム構成|全8ステージの大陸横断レース

Weblio辞書(Wikipedia転載)・いっぱいゲームを楽しもうサイトで確認できるアーケード版の構成は以下の通りです。

アーケード版は「本編の6ステージとボーナスゲームの2種類を合わせると全8ステージ」の構成となっており、各ステージ60位からスタートし、クオリファイ(規定順位)以上の順位でゴールすることが条件となります。

ゲームオーバー条件

ゴール時に各ステージのクオリファイを超えられなかった場合、または燃料切れで停止した場合にゲームオーバーとなります(燃料が切れると徐々に減速しますが、その間にゴールすることは可能)。

燃料システム

ゲーム開始時の燃料は満タンで、走行することで燃料を消費します。道中のガソリンスタンドやアイテムへの接触で補給できますが、ガソリンスタンドに入ると順位を落としてしまうというジレンマも生まれます(いっぱいゲームを楽しもうサイトより)。


第4章|ファミコン版のゲームシステム詳細

見下ろし型縦スクロールのレース

ファミコン版は見下ろし型の縦スクロールバイクレースで、プレイヤーはオートバイのライダーを操作してアメリカ大陸横断レースに挑みます。ピコピコ大百科の説明にある通り「操作方法もシンプルでビギナーにも楽しめる内容」となっており、基本的な操作は十字キーとAボタン(アクセル)・Bボタン(ブレーキ)に集約されています。

「今日のゲーム!!」ブログに記録された操作方法は以下の通りです。

ボタン操作
十字キー上ギア(HI)
十字キー下ギア(LOW)
十字キー左左へ移動
十字キー右右へ移動
Aボタンアクセル
Bボタンブレーキ
セレクトタイトル画面で1人用か2人用か選択
スタートゲームスタート・ポーズ

ギアをHI・LOWで切り替えながら走行するというシステムが、単純な横移動だけでない操作の深みを生み出しています。

ファミコン版のステージ構成|全5ステージ2周制

ファミコン版のステージ構成はアーケード版と異なります。レトロゲームの説明書保管庫の記述により確認できる通り、ファミコン版は「全5ステージを2周し、1位で通過すると真エンディングになる」という構成です。

アーケード版の本編6ステージ+ボーナス2ステージという全8ステージ構成に対し、ファミコン版は5ステージ×2周という形式に変更されており、真のエンディングを見るためには高い順位での完走が求められます。

ヘリコプターからのアイテム補給

本作の特徴的な演出のひとつが、空から飛んでくるヘリコプターによるアイテム補給です。「今日のゲーム!!」ブログによれば、ヘリコプターが落としてくれるアイテムは以下の種類があります。

  • ガス:燃料の補給
  • ターボ:速度アップ
  • ポイント:得点加算
  • ヘルメット:防護アイテム
  • ヘルパー:補助効果

これらのアイテムをタイミングよく取得しながら順位を上げていくことが、本作攻略の鍵となります。

チューンナップシステム

「今日のゲーム!!」ブログに記された特徴として、「成績に応じてエンジンやタイヤなどをチューンナップすることもできる」というシステムが挙げられています。ステージを通じての成績が後の性能強化に繋がるという要素は、単純な順位争いを超えたゲームの深みを生み出しています。

一発ミスの緊張感

レトロゲームの説明書保管庫では「ライバル車や障害物に当たると一発でミスになるので難所はしっかり覚えておく必要がある」と記されており、接触による即ミスという厳しいルールが本作の難易度の核心となっています。また「ライバル車はレイン標準装備なのか、オイルを踏んでもミスにならない」という点もプレイヤーへの指摘として記録されており、敵ライダーとプレイヤーで適用ルールが異なるという理不尽さもゲームの個性のひとつです。


第5章|発売元「ビスコ」について

本作のファミコン版発売元であるビスコは、ファミコン時代に複数のアーケードゲームの家庭用移植版を担当したゲームメーカーです。「断然、元気が出るソフト」というキャッチコピーで知られ、1990年前後の時期に積極的にファミコンソフト市場に参入していました。

本作はタイトー(販売)・東亜プラン(開発)という実績ある組み合わせのアーケード作品を、ビスコがファミコン向けにライセンスを得て移植した作品です。権利表記の「©1990 ビスコ」が示すように、ファミコン版の版権はビスコが保有していました。

なおWikipediaの記述によれば、本作は1990年のファミコン版に続き、1991年にはX68000版も発売されています。また「メガドライブ版も発売が予定されていたが、発売中止となった」という記録も残っており、複数の家庭用プラットフォームへの展開が計画されていたことがわかります。


第6章|発売当時の評価

Wikipedia(Weblio辞書転載)によれば、ゲーム誌『ファミコン通信』(現ファミ通)のクロスレビューでは合計20点(満40点)という評価でした。

ファミコンソフト一覧(mobajie.com)のユーザー投票では「良ゲー1票・クソゲー2票・合計3票」という結果となっており、評価は賛否が分かれています。

一方でレトロゲームの説明書保管庫では、接触一発ミスという厳しいルールが「難所はしっかり覚えておく必要がある」という形でゲームの面白さとして描かれており、難しさと爽快感を同時に持つ作品として評価されています。また同記事で「グラフィックも並以上」とも評されており、ファミコン後期(1990年)の作品らしい描画クオリティは一定以上の水準に達していました。


第7章|現在のレトロゲームとしての価値

定価5,800円(税抜)で発売された本作は、現在のレトロゲーム市場では比較的入手しやすいタイトルです。駿河屋での取引実績では、ソフト単体の中古がそれほど高値にはなっていないものの、箱・説明書付きの完品は希少性からやや価格が上がる傾向があります。

「首領蜂」シリーズで知られるケイブの前身・東亜プランの作品であることに注目するコレクターやシューティングゲームファンからの需要もあり、東亜プラン作品全般への関心が高まる中で改めて注目される機会も増えています。現在バーチャルコンソールなどデジタル配信での再販は行われていないため、プレイするには実機が必要です。


まとめ|東亜プランの技術が宿るアメリカ大陸横断バイクレース

『ダッシュ野郎』は、1990年6月15日にビスコからファミリーコンピュータ向けに定価5,800円(税抜)で発売されたバイクレースゲームです。東亜プランが開発しタイトーが販売した1988年のアーケード作品を移植した本作は、見下ろし型縦スクロールのシンプルな操作性、ヘリコプターからのアイテム補給というユニークな演出、燃料管理とチューンナップという戦略要素、そして接触一発ミスの緊張感が組み合わさった個性豊かなレースゲームです。

全5ステージ2周制で真エンディングを目指すファミコン版独自の構成も加わり、アーケード版とはまた異なる遊び応えを持った一本となっています。「首領蜂」「飛翔鮫」といった東亜プランのシューティングゲームに親しんだ方が本作を振り返ると、同社の技術力とゲームデザインの方向性の一端を感じることができるでしょう。


本記事に記載の発売日・価格・容量・ゲームシステム・開発元情報は、ファミ通.com、ピコピコ大百科、Wikipedia(ダッシュ野郎の項目・東亜プランの項目)、Weblio辞書(同Wikipedia転載)、ファミコンソフト一覧(mobajie.com)、レトロゲームの説明書保管庫、「今日のゲーム!!」ブログ、いっぱいゲームを楽しもうサイトに基づいております。

(出典 Youtube)


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