月風魔伝(ファミコン)の発売日はいつ?コナミが生んだ和風アクションRPGの魅力を徹底解説

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1987年7月7日、コナミから一本のファミコンソフトが発売されました。タイトルは『月風魔伝』。地獄を舞台にした和風テイストの世界観と、フィールド・横スクロールアクション・3Dダンジョンという3つのパートを組み合わせたシステムで、当時のファミコンキッズに強烈な印象を残した作品です。本記事では、月風魔伝の発売日や基本情報、ストーリー、システム、そして発売当時の評価まで、公的な情報をもとにわかりやすくまとめました。当時を知る世代はもちろん、初めてこの作品を知る方にもお楽しみいただける内容です。

1.月風魔伝とはどんなゲームなのか

『月風魔伝』は、コナミが開発・発売したファミリーコンピュータ専用のアクションロールプレイングゲームです。地獄を舞台とした和風テイストの世界観の中、2人の兄を殺された主人公・月風魔が復讐の旅に出るというストーリーが描かれています。海外では発売されておらず、日本国内のみで展開された作品です。発売当時は新方式のゲートアレイを採用し、64×64ドットという巨大なキャラクター表示や高精度なグラフィックスが宣伝の目玉となりました。パッケージの前面には見る角度によって絵柄が変わるレンチキュラー加工が施されており、当時のファミコンソフトの中でも凝った装丁として知られています。本作の監修はこなみ万太郎さんが務め、パッケージの表紙イラストは米田朗さんが手掛けています。

2.発売日と基本情報

月風魔伝の発売日は1987年7月7日です。当初はテレビCMで1987年6月26日発売と告知されていましたが、発売延期となり最終的に7月7日の発売となりました。発売元・開発元はコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)で、対応機種はファミリーコンピュータです。ジャンルはアクションロールプレイングゲームに分類され、フィールド探索とアクション、そして3Dダンジョンを組み合わせた構成が特徴です。

3.物語のあらすじ

舞台は西暦14672年、作中では魔暦元年と呼ばれる時代です。地獄界から目覚めた魔王・龍骨鬼が、月氏三兄弟の統治する地上界へ侵攻を開始します。三兄弟は一族の家宝である霊剣・波動剣を手に立ち向かいますが、長兄と次兄は命を落とし、三本の波動剣も奪われてしまいます。唯一生き残った末弟の月風魔は、奪われた波動剣を取り戻して兄たちの仇を討つため、龍骨鬼の居城がある地獄界・狂鬼島を目指す長い旅に出発します。

4.主人公・月風魔のプロフィール

主人公の月風魔は、龍骨鬼が出現する以前に地上を統治していた月氏三兄弟の末弟です。設定では身長180cm、体重75kg、19歳、出身は琉球とされています。100mを6秒で走り抜ける俊足(時速換算で約60km/h)と、米俵を一度に3つ、約180kgを持ち上げられる怪力の持ち主として描かれており、和風の世界観にふさわしい力強いキャラクター造形となっています。

5.立ちはだかる魔王と魔神たち

最終ボスとして立ちはだかるのは魔王・龍骨鬼です。対決時には3つの形態に変化し、最初はローブをまとった魔術師のような姿から、盾を構えた鎧姿、そして手足が人間の頭蓋骨で構成された巨大な骨の龍へと姿を変えていきます。道中には、鬼顔島を支配する独眼独頭、獄門島を支配する凶骨牛骸、三首島を支配する竜頭鬼尾という3体の魔神が波動剣をそれぞれ守っており、月風魔の行く手を阻みます。

6.3つのゲームパートで構成されたシステム

本作は大きく分けて3つのゲームパートで進行します。1つ目はトップビュー方式のフィールドマップで、ランダムエンカウントによる戦闘はなく、鳥居や赤鬼、骸骨などに接触すると次のパートへ切り替わります。2つ目はサイドビュー方式の横スクロールアクションステージで、足場や障害物を避けながら敵と戦います。3つ目は3D視点の迷路となる3Dダンジョンで、狂鬼島を除く3つの島にそれぞれ存在し、特定の場所で敵と遭遇すると戦闘に発展します。この3パート構成が、単なるアクションゲームにとどまらないボリューム感を生み出しています。

7.「けん」と「いのち」、そして復活の呪文

画面上部には「けん」と「いのち」という2本のゲージが表示されます。「けん」は攻撃アイテムを装備していない状態での攻撃力を示し、倒した敵の数に応じて上昇していく仕組みです。「いのち」は月風魔の体力を表し、0になるとミスとなります。ゲームオーバー時には16文字の「復活の呪文」と呼ばれるパスワードが表示され、次回このパスワードを入力すると、集めたアイテムと所持金の半額を保持した状態でスタート地点から再開できます。

8.主人公を彩る武器とアイテムの数々

月風魔が道中で使用する武器やアイテムも本作の見どころのひとつです。前方に力の文字を飛ばして敵を攻撃する守り太鼓、横スクロールアクション面の障害物を破壊できる岩の剣、地形に沿って転がりながら進み三方向に炸裂する呪いの爆薬など、性質の異なる攻撃アイテムが用意されています。前方へ3つ同時に放つ手裏剣は射程が無制限という強みを持ち、ジャンプ中に無敵状態となる魔性のコマも重要な存在です。そして物語の鍵を握るのが波動剣で、月氏三兄弟が持つ3本を融合させることで大念動波剣となり、3方向へ拡散する強力な精神波を放てるようになります。このほか、防御力を高めるお守りや体力を回復する霊薬、3Dダンジョン専用の呪文の赤玉や方向石、ろうそくなど、探索を助けるアイテムも豊富に用意されています。

9.源平討魔伝との関係性

月風魔伝は、前年にナムコが稼働させたアーケードゲーム『源平討魔伝』と類似する点があるとして、発売当時から話題になっていました。当時のゲーム雑誌の読者投稿欄でもこの件をめぐる意見が寄せられています。後年、開発に携わったスタッフへのインタビューにおいて、源平討魔伝から影響を受けて制作されたことが明かされました。一方で、フィールド探索や3Dダンジョンなど独自の要素も多く盛り込まれており、単純な模倣にとどまらない作品として評価されています。

10.発売当時の評価

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは、4名のレビュアーによる7・6・8・8の合計29点(満40点)という評価を獲得しました。「リンクの冒険」と「ドラゴンバスター」の要素を組み合わせ、「悪魔城ドラキュラ」の続編のように仕立てた作品、という趣旨の講評が寄せられています。また『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」では、22.39点(満30点)を記録しました。ゲーム誌『ユーゲー』では、画面全体を使ったオープニング演出や巨大な龍骨鬼の存在感が称賛されたほか、コナミらしい操作性の良さやBGMの完成度についても高く評価されています。

11.後年の移植作と続編

月風魔伝は、2006年にWindows用ソフトとして配信されたのを皮切りに、2009年にWiiのバーチャルコンソール、2013年にニンテンドー3DS、2015年にWii Uのバーチャルコンソールでもそれぞれ配信されました。BGMはコナミ矩形波倶楽部の前沢秀憲さんが担当しており、後年のサウンドトラック化でも高い人気を誇っています。2022年2月10日には、本作の系譜を受け継ぐ新作『GetsuFumaDen: Undying Moon』が発売され、34年以上の時を経て月風魔の物語が新たな形で蘇りました。

12.まとめ

月風魔伝は、1987年7月7日にコナミから発売された和風アクションRPGです。フィールド・アクション・3Dダンジョンという3つのパートを組み合わせた意欲的なシステムと、兄弟の仇討ちという骨太なストーリーが魅力の作品といえます。源平討魔伝との類似性が語られることもありますが、独自の世界観とボリュームによって多くのファミコンユーザーの記憶に残る一本となりました。移植版や続編を通じて、現在でもその魅力に触れることができます。

(出典 Youtube)


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