ダブルドラゴン【アーケード】徹底解説|1987年稼働・ベルトスクロールアクションというジャンルを確立した伝説のゲーム

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ゲーム
スポンサーリンク

当時の興奮が蘇る!ゲーム関連作をチェック ▼

映画、TV番組、ライブTV、スポーツを観る【Amazon Prime Video】

はじめに|ジャンルそのものを生み出した一本

※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1987年、テクノスジャパンが開発しタイトーが稼働を担当したアーケードゲーム『ダブルドラゴン』(DOUBLE DRAGON、双截龍)は、ビデオゲーム史において「ベルトスクロールアクションゲーム」というジャンルを確立させた記念碑的な作品です。

「ベルトスクロールアクション」という言葉そのものを知らない世代の方でも、『ファイナルファイト』『ベアナックル』『エイリアンvsプレデター』といった横スクロールで複数の敵を殴り進むゲームに親しんだ経験はあるでしょう。それらすべてのジャンルの礎を築いたのが、本作です。

ブルース・リーを敬愛する開発者たちの手によって生まれた本作は、前年のヒット作『熱血硬派くにおくん』(1986年)をさらに発展させた作品として誕生しました。岸本良久さんがプロデュース・ディレクションを手掛け、スラム街的な世界観・凶器を使った暴力表現・敵を殴ったときの圧倒的な爽快感・そして印象的な「ダブルドラゴンのテーマ」によって、世界中のゲームセンターを席巻しました。本記事では、アーケード版の全貌から各機種への移植・シリーズ展開・現在のプレイ環境まで、詳しく解説いたします。


第1章|基本情報

Wikipedia・Weblio辞書(Wikipedia転載)・BEEP公式ブログ・HANAPEN NEWSなど複数の公的ソースで確認した基本情報は以下の通りです。

項目詳細
タイトルダブルドラゴン(DOUBLE DRAGON、双截龍)
ジャンルベルトスクロールアクション
稼働開始1987年(アーケード)
開発テクノスジャパン
稼働(アーケード)タイトー(日本国内)
プレイ人数1〜2人同時プレイ
プロデュース・ディレクション岸本良久さん

HANAPEN NEWSの記事でも確認できる通り、岸本良久さんはデータイーストでアーケードゲームの開発(「ロードブラスター」「サンダーストーム」等)に携わったのち、テクノスジャパンに移り「熱血硬派くにおくん」を手掛け、その直後に本作を開発したゲームクリエイターです。「いわゆるベルトスクロールアクションゲームとして、『熱血硬派くにおくん』をより発展させたのが、この『ダブルドラゴン』だった」という評価は多くの記録が一致しています。


第2章|ゲームの背景とコンセプト|ブルース・リーへの敬意と双截拳

本作のタイトル「ダブルドラゴン」は、2人の主人公であるビリー・リーとジミー・リーの兄弟のことを指しています。Wikipedia(Weblio辞書転載)によれば、リー兄弟が使う「双截拳(そうせつけん)」とは「全ての武術をまとめた格闘技の総結集」であり、双截拳の代表技は「旋風脚(せんぷうきゃく)」です。旋風脚はアーケード版・ファミコン版ともに使用可能な技で、ファミコン版では最大経験値に達した際の得意技として位置づけられています。

「ブルース・リーを愛する開発者たちによって作られた」(Wikipedia記述より)という開発背景は、「双截拳」という武術名がブルース・リーの提唱した実戦武術「截拳道(ジークンドー)」に由来することからも明らかです。ニューヨークのスラム街を舞台に設定したこと、2人の主人公をビリーとジミーという西洋的な名前にしつつも東洋的な格闘術を使わせたこと——これらすべての要素が、1980年代のブルース・リーブームを反映したものです。

「危険な雰囲気漂うスラム街的世界観を舞台に、凶器の使用など暴力度高めの表現が特色」(Wikipedia記述より)となっており、当時のアーケードゲームとしては際立って大人向けの世界観を持っていた点も本作の大きな特徴です。


第3章|ストーリー|マリアンを救え、ニューヨークのスラム街へ

Weblio辞書(Wikipedia転載)・サードペディア百科事典・ダブルドラゴンシリーズWikipediaで確認できるストーリーの概要は以下の通りです。

双截拳道場を営む兄弟、ビリー・リーとジミー・リー。ある日、悪のギャング集団「ブラック・ウォリアーズ」がビリーの恋人マリアンを拉致し、連れ去ってしまいます。マリアンは実は双截拳道場の師範代でもある格闘の達人ですが、多勢に無勢でなすすべなく連行されてしまいます。ビリーとジミーの2人はマリアンを助け出すため、ニューヨークの街へと向かいます。

「登場ステージはゲームスタート地点から最終ステージの直前(敵のアジトの門前)まで途切れることがなく続いている。また各ステージクリア時には体力が全回復する」(Wikipedia記述より)という設計も特徴的であり、街から工場・山岳地帯・そして最終アジトへと至るロードムービー的な連続性がゲームの没入感を高めています。


第4章|登場キャラクターと各ステージ

プレイヤーキャラクター

ビリー・リー(1P)

青い服を着た金髪の青年。マリアンの恋人。双截拳の使い手で、ブラック・ウォリアーズとの戦いに挑みます。

ジミー・リー(2P)

赤い服を着た茶髪の青年。ビリーの兄。マリアンに密かに想いを寄せているという設定(Wikipedia・サードペディア百科事典より)があり、これが後のストーリー展開への伏線となっています。なお白づくめの衣装はダブルドラゴンIIのアーケード版でのデザインであり、第1作のアーケード版とは異なります。

主要な敵キャラクター

Wikipedia・Weblio辞書・サードペディア百科事典で確認できる敵キャラクターは以下の通りです。

ウィリアムス:タンクトップを着た雑魚キャラクター。金属バット・ダイナマイト・ナイフなどを所持しています。

ローパー:素肌にチョッキを着た雑魚キャラクター。ウィリアムスとほぼ同じですが、ドラム缶を投げて攻撃します。

リンダ:レオタードを着た女性の雑魚キャラクター。鞭を武器に戦います。アーケード版・ファミコン版ともに通常のヘアスタイルです。なおリンダがモヒカン頭になるのはダブルドラゴンIIのデザインであり、第1作とは異なります。

アボボ:マッチョな体格の中ボス。攻撃力が高く、掴み攻撃は無効です。

ジェフ:リー兄弟と瓜二つの外見を持つ中ボス。武器は使用しません。

ウィリー:ブラック・ウォリアーズのボス。マシンガンを乱射して攻撃してきます。

各ステージの構成

Weblio辞書(Wikipedia転載)で確認できるステージ構成の概要は以下の通りです。

ステージ1(スラム街):特にトラップがなく、ザコの使う武器とアボボへの対処がポイント。

ステージ2(工場):このステージのみ2つの区切りがあり、中ボスに2体のアボボ、ボスに緑色のモヒカンヘアのアボボが登場。

ステージ3(山岳地帯):通称「山」。

ステージ4(最終アジト):最終ステージ。前半は張り出し岩などのトラップがあり、接触すると大ダメージを受けます。


第5章|ゲームシステム|2人同時プレイと凶器使用が生んだ革新

ベルトスクロールアクションの確立

本作最大の歴史的意義は、「ベルトスクロールアクション」というゲームジャンルをビデオゲームの世界に確立させたことです。画面を左から右へと横スクロールしながら、奥行きのある「ベルト」状のエリアを移動し、次々と現れる複数の敵を素手や凶器で倒しながら進むというゲームデザインは、本作によって完成形を見せました。

2人同時プレイの醍醐味

本作はアーケードで2人同時プレイに対応しており、友人とともに隣に並んでプレイするという体験は、1980年代のゲームセンター文化の中で格別の楽しさを生み出しました。

ただし2人プレイでは、相手プレイヤーを誤って攻撃してしまう「同士討ち」が発生します。さらにクリア時には「マリアンを渡さないためのビリーとジミーの対決」という特殊なエンディングが発生します。協力しながらも最終的には対立するという構造は、1980年代のゲームとしては非常に斬新な演出でした。

凶器システム

敵キャラクターが落とした武器(金属バット・ナイフ・ダイナマイト等)をプレイヤーが拾って使用できるシステムも本作の特徴です。素手の格闘だけでなく、凶器を使ったより強力な攻撃が可能なことで、戦闘の選択肢と爽快感が大きく広がっています。


第6章|音楽|「ダブルドラゴンのテーマ」の圧倒的な人気

Wikipedia(Weblio辞書転載)でも「タイトル画面とラストステージで流れる『ダブルドラゴンのテーマ』は人気が高い」と明記されているように、本作の音楽は作品の魅力の大きな柱です。

アーケード版のサウンドトラックは「オリジナル・サウンド・オブ・ダブルドラゴン」としてミュージックテープで発売されたことも記録されており、ゲームの枠を超えた音楽コンテンツとしても展開されました。また同社のファミコン作品『ダウンタウン熱血物語』(1989年)では、リー兄弟をモチーフにした敵キャラクター「竜一」「竜二」が登場する際にアレンジ版の「ダブルドラゴンのテーマ」が流れるという、クロスオーバー的な演出も実現しています(Wikipedia記述より)。


第7章|各機種への移植と主な相違点

ファミリーコンピュータ版(1988年4月8日)

BEEP公式ブログ・Weblio辞書(Wikipedia転載)・RETRO GAME CATALOGが確認している主な変更点は以下の通りです。

  • 2人同時プレイおよびコンティニュー機能が削除
  • 敵キャラクター・一部変更(アーケード版の「顔違いの敵キャラクター」が削除されるかわり、オリジナルキャラクター「チン・タイメイ(中国拳法家)」が追加)
  • 「レベル制」の導入(戦闘を続けることで使用できる技が増える成長システム)
  • ジミー・リーが最終ボスとなる(アーケード版のウィリーに代わる)

ファミ通クロスレビューでは合計26点(満40点)を獲得しており(Weblio辞書・ダブルドラゴンシリーズの項目より)、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票では30点満点中21.02点でした。

BEEPのコラムでは「2人同時プレイは叶いませんでした。つまり”シングルドラゴン”です」というユーモアある表現で、ファミコン版最大の制約が紹介されています。

セガ・マークIII版(1988年8月1日)

Wikipedia(Weblio辞書転載)によれば「キャラクターデザインはファミリーコンピュータ版に準拠しているが、2人同時プレイが可能になるなど業務用に近い内容」という評価です。

メガドライブ版(1991年12月20日)

Wikipedia(Weblio辞書転載・ダブルドラゴンシリーズの項目より)によれば、「アーケード版に対する移植度が発売当時としては随一」という評価を受けており、家庭用移植版の中でアーケード版に最も近い内容となっています。

PCエンジン版(1993年3月12日)

ダブルドラゴンシリーズWikipedia(Weblio辞書転載)によれば、ファミコン版ベースのPCエンジン版では「音声付きのビジュアルデモが付加され、ビリー(声:堀川りょうさん)、ジミー(声:神奈延年さん)、マリアン(声:江森浩子さん)の喋るシーンがある」という豪華な演出が追加されています。

アーケードアーカイブス版(PS4:2016年2月26日、Nintendo Switch:2018年12月6日)

ダブルドラゴンシリーズWikipedia(Weblio辞書転載)によれば、ハムスター社のアーケードアーカイブスシリーズを通じてPS4・Nintendo Switchでアーケード版の配信が行われており、現代のプレイヤーもオリジナルのアーケード版を手軽に体験できる環境が整っています。


第8章|ゲーム史における評価と後世への影響

本作の歴史的評価についてはゲーム誌「ゲーメスト」の記録が残っています。Weblio辞書(Wikipedia転載)の参照文献によれば「ゲーメスト大賞11年史」(GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 1998年1月17日号)および「ザ・ベストゲーム」(同号100頁)に本作が掲載されており、アーケードビデオゲーム26年の歴史の中に位置づけられた重要作であることが記録されています。

本作が確立したベルトスクロールアクションというジャンルは、その後カプコンの『ファイナルファイト』(1989年)、セガの『ベアナックル』シリーズ(1991年〜)など数多くの後継作品を生み出し、1990年代のゲームセンターと家庭用ゲームシーンを彩りました。

また本作はアメリカでも非常に大きな反響を呼び、Wikipedia記述の通り「アメリカでは実写映画版やテレビアニメ版が製作される」ほどの文化的なインパクトを残しました。ゲームが原作となって映像作品が生まれるという展開は、1980〜90年代としてはまだ珍しい出来事であり、本作の北米における圧倒的な存在感を示しています。

さらに近年では、2025年10月23日に新作『ダブルドラゴン リヴァイヴ』(アークシステムワークス制作)が発売予定とアナウンスされており(GAMERS ZONE記事より)、シリーズが現代にも脈打ち続けていることが確認されています。


まとめ|37年後の現在も色あせない、ジャンルを生み出した伝説

『ダブルドラゴン』は、1987年にテクノスジャパンが開発しタイトーが稼働を担当したアーケードゲームです。岸本良久さんのプロデュース・ディレクションのもと、ブルース・リーへの敬意を込めた双截拳の世界観・スラム街的な暴力表現・2人同時プレイ・凶器使用システム・圧倒的な「ダブルドラゴンのテーマ」を引っ提げて登場し、ベルトスクロールアクションというジャンルそのものを確立した作品です。

ファミコン・セガ・マークIII・メガドライブ・PCエンジンと多くの家庭用ゲーム機への移植を経て、現在はアーケードアーカイブスでPS4・Nintendo Switchでも楽しめる環境が整っています。37年以上の歴史を経た今も、新作の開発が進んでいる本シリーズのすべての原点として、『ダブルドラゴン』はゲーム史の中に確かに刻まれています。


本記事に記載のゲームシステム・キャラクター・移植版情報・スタッフ情報は、Wikipedia(ダブルドラゴン1987年のゲームの項目・ダブルドラゴンシリーズの項目)、Weblio辞書(同Wikipedia転載)、BEEP公式ブログ、サードペディア百科事典(ダブルドラゴンの項目)、RETRO GAME CATALOG、HANAPEN NEWS(レトロアーケードゲーム追憶記)、GAMERS ZONE(ダブルドラゴン リヴァイヴ記事)に基づいております。

(出典 Youtube)


夜伽のレトロゲームの部屋をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。