「ドラゴンバスターII 闇の封印」ファミコン版の発売日と特徴を徹底解説

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

ナムコが1989年に送り出したファミリーコンピュータ用アクションゲーム「ドラゴンバスターII 闇の封印」は、アーケードの名作「ドラゴンバスター」の続編として登場した一作です。前作とは大きく異なるゲームシステムを採用したことで当時のプレイヤーの間でも話題となりました。この記事では発売日や開発・発売元といった基本情報から、ストーリー、戦闘システム、ダンジョンの構成、登場するルームガーターや最終ボスの特徴、当時の雑誌評価まで、公的に確認できる情報をもとにまとめて紹介します。タイトルだけは知っていても中身は知らないという方にも、当時を懐かしむ方にも役立つ内容になっています。

1、発売日と開発・発売元について

「ドラゴンバスターII 闇の封印」は1989年4月27日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトです。開発を担当したのはトーセで、発売元はナムコとなっています。対応機種はファミリーコンピュータのみで、ディスクシステムではなくロムカセットでの販売という点も押さえておきたいポイントです。1985年にアーケードで稼働した「ドラゴンバスター」の続編にあたる作品であり、ジャンルとしてはアクションゲームに分類されます。ただし後述する通り、前作とは戦闘やゲーム進行の仕組みが大きく異なっているため、単純な移植作品ではなく独自の進化を遂げたタイトルだと言えます。

2、物語の舞台と主人公カールの目的

本作の物語は、前作「ドラゴンバスター」に登場するクロービスやセリアが生まれるよりも前の時代が舞台となっています。のちにローレンス国へ代々伝わることになる正邪の剣は、この時代、魔王ドラゴンキングの手に渡っていました。主人公である勇者カールは、奪われた正邪の剣を取り戻すために旅立つことになります。前作のファンにとっては、シリーズの前史を描く物語として楽しめる構成になっている点が魅力の一つです。ゲームの目的はシンプルで、各ラウンドに設けられたダンジョンを攻略しながら最終的にドラゴン山でドラゴンを倒し、ラウンドクリアを重ねていくという流れになっています。

3、前作から一新された戦闘システム

「ドラゴンバスターII 闇の封印」で最も大きく変わったのが戦闘システムです。前作はサイドビュー、つまり横から見た視点のアクションゲームでしたが、本作はトップビュー、上から見下ろす視点に変更されています。武器も前作のような剣ではなく弓矢が採用され、矢を発射して敵を倒すシューティングゲームに近い要素の強いゲーム性になりました。矢の数には限りがあり、ダンジョン内に落ちている矢を拾いながら戦う必要があります。発射した矢は壁に当たると跳ね返るため、自分の放った矢に当たってダメージを受けてしまうこともある点はユニークな仕様です。また前作に存在した魔法の設定は本作では廃止されています。

4、ライフ制と時間制限の仕組み

プレイヤーの体力はライフ制で管理されており、ダメージを受けるとカールの服の色が青から緑、緑から黄色、黄色から赤へと変化していきます。赤の状態でさらにダメージを受けると1ミスとなる仕組みで、妖精やドラゴン山にある回復の泉に触れることで体力を回復できます。残機の初期値は3で、残機がすべてなくなった状態でミスをするとゲームオーバーです。また前作と同様に時間制限の概念も存在し、ダンジョンに入ってから一定時間が経過すると、ムカデに似たモンスター「ワイルダー」が突然出現します。ワイルダーはどんな攻撃も受け付けず、矢を放っても跳ね返されてしまう厄介な存在で、同じ場所に長時間とどまるプレイを防ぐ役割を果たしています。

5、6種類の建物とラウンドマップの進行

ゲームが始まるとラウンド・マップが表示され、プレイヤーはスタート地点から分岐した道を選びながら移動し、建物に入って敵と戦うことになります。建物の種類は地下茎、墓地、風穴、塔、館、そしてドラゴン山の6種類です。このうち館はラウンド3以降に登場します。一つの建物をクリアすると更地となり再び戻ることはできなくなり、次の場所へと進んでいく仕組みです。終盤に近づくとダンジョンの色が主に茶色へと変化し、矢が壁に当たっても跳ね返らずに刺さって消えてしまうという変化も加わります。最終的にはドラゴン山でドラゴンと一騎討ちになり、これを倒すことでラウンドクリアとなります。

6、ルームガーターと強敵ドラゴンキング

各建物には鍵を持ったルームガーターと呼ばれる敵が配置されており、これを倒して鍵を入手しないとダンジョンをクリアできません。地下茎には体当たり攻撃を仕掛けてくる小型竜のファフネル、墓地には剣を振り回すスケルトン、風穴には一つ目の巨人サイクロプス、塔には魔法使いのウィザード、館には長い斧を振り回す僧侶のビショップが登場します。これらのルームガーターはラウンドが進むにつれて攻撃パターンが強化されていく点も特徴です。そして各ラウンドの最後に立ちはだかるのがドラゴン山のドラゴンで、火炎攻撃には4種類のパターンがあります。最終ラウンドで待ち構えるのは3つの首を持つ金色の竜、ドラゴンキングです。ドラゴンが放つすべての火炎パターンを使いこなすうえ、盾で矢を跳ね返してくる強敵として描かれています。

7、ダンジョン内で入手できるアイテム

ダンジョンの攻略を助けてくれるアイテムも本作の見どころの一つです。まず基本となるのが矢(ARROW)で、ダンジョン内に落ちているものを取ると矢の数が10本増えます。通常の矢より威力の高い炎の矢(FIRE ARROW)は、ルームガーターを倒した後に稀に入手でき、一度に3本まで使用可能です。宙に浮いて時々光るスライムのような敵は、この炎の矢でなければ倒せません。一定時間無敵になれる盾(SHIELD)もルームガーターを倒した後に稀に手に入るアイテムで、ピンチのときの切り札になります。ダメージを回復してくれる妖精(FAIRY)は、ノーダメージの状態で取ると取得数が増えていき、4人集めると1アップにつながります。各建物にはダンジョンクリアに必須の鍵(KEY)を持つルームガーターが必ず1体存在し、これを倒さない限り出口(EXIT)へは進めません。さらに矢を撃つと出現するスペシャルフラッグ(SPECIAL FLAG)を取ると1アップするなど、探索と戦闘を両立させる細やかなアイテム設計がなされています。

8、雑誌クロスレビューに見る発売当時の評価

「ドラゴンバスターII 闇の封印」は発売当時のゲーム雑誌でも取り上げられています。「ファミコン通信」のクロスレビューでは4人のレビュアーによる採点が5点、5点、7点、4点で、合計21点(満点40点)という結果でした。レビュアーからは、プレイヤーにゲームを続けさせる牽引力がやや薄いのではないか、前作にあった荒削りながらも斬新な魅力をもう少し感じたかった、といった意見が寄せられています。また「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による評価では、キャラクタや音楽、操作性、熱中度、お買得度、オリジナリティの6項目で採点され、合計16.33点(満点30点)という数字が残されています。同誌が1991年に発行した特別付録のカタログでは、前作とはまるで違う上から見た画面構成になっており、ドラゴンを倒すという目的以外は別のゲームになっているという趣旨の紹介がされていました。

9、まとめ

「ドラゴンバスターII 闇の封印」は、1989年4月27日にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトで、開発はトーセが手がけています。アーケード版「ドラゴンバスター」の続編でありながら、視点をトップビューに変更し武器を弓矢に一新するなど、前作とは大きく異なるゲーム性に挑戦した意欲作です。地下茎や墓地、風穴、塔、館といった多彩な建物を攻略しながら、ルームガーターや強敵ドラゴンキングに挑む構成は、当時のアクションゲームの中でも独自の存在感を放っていました。発売当時の雑誌評価は決して高得点とは言えないものの、前作からの大胆な路線変更に挑んだ意欲作として、ファミコン黎明期のアクションゲームの歴史を語るうえで欠かせない一本と言えるでしょう。当時を知る方はもちろん、これからレトロゲームに触れてみたいという方にとっても、シリーズの成り立ちを知る手がかりになる作品です。

(出典 Youtube)


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