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1991年9月20日にエピック・ソニーレコードから発売されたファミコン用アクションゲーム「ドラゴンズレア」をご存知でしょうか。海外で一世を風靡したレーザーディスクゲームを原作に持つ本作は、美しいアニメーション調のグラフィックとは裏腹に、凄まじい高難易度で多くのプレイヤーを苦しめたタイトルです。今回は発売当時の基本情報から、ゲームの舞台設定、そして今なお語り継がれる高難易度の理由まで、公的な情報をもとに詳しくご紹介します。ファミコン後期の隠れた話題作を振り返っていきましょう。
1. ドラゴンズレアとは
ドラゴンズレアは、エピック・ソニーレコードより1991年9月20日に発売されたファミコン用の横スクロールアクションゲームです。もともとは1983年にアメリカで稼働したアーケード用のレーザーディスクゲームが原作となっており、アメリカで人気を博したパソコン版アクションソフトを移植する形でファミコン用に開発されました。当時のファミコンソフトとしては発売時期が末期に差し掛かっていたこともあり、グラフィックやBGMのクオリティは高いと評価されています。滑らかに動くキャラクターアニメーションが印象的な一本です。
2. 発売日と基本スペック
本作の基本情報は以下の通りです。発売日は1991年9月20日、発売元はエピック・ソニーレコード、対応ハードはファミリーコンピュータ、ジャンルはアクションゲームとなっています。価格は5900円で販売されていました。ファミコンのソフトラインナップの中でも発売時期が遅く、いわゆるファミコン末期に投入されたタイトルの一つに数えられます。原作となったアーケード版は1983年にアメリカのシネマトロニクス社から稼働された作品で、アニメーションは映画プロデューサーとして知られる人物が手掛けたことでも有名です。ゲーム史上初めて本格的なムービー演出を導入した作品として、海外のゲームファンの間では特に高く評価されています。
3. ゲームの舞台とストーリー
物語の主人公は騎士のダークです。悪の魔法使いにさらわれてしまった王女ダフネを救い出すため、危険な罠が張り巡らされた城へと単身乗り込んでいくというシンプルなストーリー構成になっています。ファミコン版では、この城を舞台に横スクロール形式でステージが進行し、様々なトラップを見極めながら奥へと進んでいく仕組みです。原作のレーザーディスクゲームでは、プレイヤーはあらかじめ決められた映像の中で正しいタイミングでレバーとボタンを入力していく、いわゆるオンレール型のリアルタイムアクションアドベンチャーとして展開されていましたが、ファミコン版ではこれを一般的な横スクロールアクションゲームとして落とし込んでいる点が大きな特徴です。
4. アクションとしての特徴
ファミコン版ドラゴンズレアの主人公ダークは、投げナイフを武器として使用します。ナイフは無限に投げることができますが、射程距離が短く軌道も独特であるため、離れた敵に当てるのは簡単ではありません。また武器を使用するたびに体力が減少していく仕様になっており、むやみに攻撃を連発できない緊張感のあるバランスが採用されています。加えて主人公の移動速度がやや遅く、ジャンプの操作にも癖があるため、原作アニメーションのなめらかさとは裏腹に、操作性の面ではもっさりとした印象を受けるプレイヤーも少なくなかったようです。
5. 高難易度で語り継がれる理由
本作が今なお語り継がれる最大の理由は、その圧倒的な難易度にあります。敵の攻撃のほとんどが触れただけで即座にミスとなる一撃死仕様であり、体力ゲージが搭載されているにもかかわらず、実質的にはあまり意味を持たない場面が多いのが特徴です。さらにコンティニューの機能が用意されていないため、途中でミスをすると最初からやり直しを強いられることになります。なめらかで美しいアニメーションを堪能できる反面、シビアな即死判定と手強い罠の数々によって、当時のプレイヤーからは高難易度アクションとして強く印象に残る一本となりました。ステージを進めるには、罠の位置やタイミングをあらかじめ覚えておく、いわゆる覚えゲーとしての側面が強い作品と言えるでしょう。
6. 原作アーケード版との違い
原作となったアーケード版のドラゴンズレアは、内蔵されたレーザーディスクによって流れる映像に合わせて、決められた方向とタイミングで入力を行っていくリアルタイムアクションアドベンチャーというジャンルのゲームでした。滑らかなアニメーションを前面に押し出した演出が話題を呼び、世界的なヒット作となった経緯があります。一方でファミコンというハードの性能上、同じ仕組みをそのまま再現することは難しく、日本国内で発売されたファミコン版では一般的な横スクロールアクションゲームとしてアレンジが加えられています。そのためゲームシステムそのものは原作とはまったく異なる内容になっている点は押さえておきたいポイントです。なお海外でもファミコンと同世代のハードに向けて同様のアクション形式に移植されたバージョンが展開されており、地域によって操作性や難易度の調整が異なっていたことも知られています。
7. 登場キャラクターを紹介
物語の主人公であるダークは、一本の剣もしくはナイフを武器に城の中を突き進んでいく騎士です。声を担当したのはダン・モリーナで、劇中では台詞らしい台詞を発することが少なく、叫び声などで存在感を示す場面が中心となっています。ヒロインであるダフネ姫は、悪の魔法使いモードロックにさらわれ、城の奥深くに幽閉されている王女です。声はヴェラ・ランファーが担当しました。ダフネ姫を見張っているのが、モードロックに飼われている巨大なドラゴンのシンジで、大量の黄金や財宝が集められた部屋の中で、姫の脱出を阻もうとする存在として描かれています。なお敵役のモードロックについては、原作の第一作には直接登場せず、続編にあたる作品で初めて姿を見せるキャラクターとされていますが、日本国内で展開されたファミコン版の紹介では、モードロックの城が舞台として扱われている点も押さえておきたいところです。
8. 移植版や派生作品について
ドラゴンズレアはファミコン版のほかにも、日本国内でゲームボーイ用ソフトとしてエピック・ソニーレコードから発売されています。ゲームボーイ版の発売日は1991年10月25日で、ジャンルはファミコン版と同じくアクションゲームに分類されていますが、ゲームの内容自体はファミコン版とはまったく別物に作り込まれているのが特徴です。残機数は10と多めに設定されている一方で、操作性の難しさや当たり判定の分かりにくさ、コンティニューが用意されていない点、そして城内に散らばる194個もの命の石のかけらをすべて集めなければクリアできない仕様など、難易度の高さはファミコン版以上とも言われています。このように同じ原作をもとにしながらも、移植された機種ごとにゲーム内容や難易度の調整が大きく異なっているのが、ドラゴンズレアシリーズならではの面白さと言えるでしょう。近年では海外においてHDリマスター版や、続編とセットになった移植コレクションも展開されており、原作となったレーザーディスクゲームの雰囲気を現代のハードでも楽しめるようになっています。
9. まとめ
ドラゴンズレアは、1991年9月20日にエピック・ソニーレコードから発売されたファミコン用の横スクロールアクションゲームです。海外で人気を博したレーザーディスクゲームを原作に持ち、美麗なアニメーション調のグラフィックを引き継ぎながらも、一撃死とコンティニューなしという厳しい仕様によって高難易度アクションとして印象付けられた作品です。ファミコン末期ならではのクオリティの高いグラフィックとBGM、そして原作譲りのなめらかなキャラクターアニメーションは、当時のプレイヤーに強いインパクトを与えました。現在ではレトロゲームとして中古市場などで見かける機会もあるため、当時を知る世代の方はもちろん、初めて触れる方もその独特の歯ごたえをぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
(出典 Youtube)
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