※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。
1984年7月20日にハドソンから発売されたファミコン用ソフト『ロードランナー』は、金塊を集めて脱出するというシンプルなルールの中に、アクションとパズルの面白さを詰め込んだ名作です。横2画面にわたるスクロールステージ、全50ステージのボリューム、自分でステージを作れるエディットモードなど、当時のファミコンとしては意欲的な仕組みが満載でした。この記事では、発売日や仕様といった基本情報から、遊び方のコツ、続編や移植版までをまとめて解説します。昭和のファミコン世代の方も、初めて名前を知った方も、ぜひ最後までご覧ください。
1.ロードランナー(ファミコン版)の基本情報
まずは、ファミコン版『ロードランナー』の基本的なスペックを表で整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ロードランナー(Lode Runner) |
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| 発売元 | ハドソン |
| 発売日 | 1984年7月20日 |
| ジャンル | アクションパズル |
| ステージ数 | 全50ステージ |
| 主な特徴 | 横2画面スクロール、エディットモード搭載 |
本作はハドソンにとって記念すべきファミコン参入第1弾のソフトのひとつで、『ナッツ&ミルク』とともにサードパーティー参入第1号にあたります。日本での累計出荷本数は110万本に達しており、ファミコン初期を代表する大ヒット作といえます。
2.原作はアメリカ生まれ!ロードランナー誕生の背景
『ロードランナー』の原作は、アメリカのダグラス・E・スミスが考案し、ブローダーバンドから1983年に発売されたパソコン用ゲームです。最初にApple II向けに登場し、その後さまざまな機種へ移植されていきました。
タイトルの「ロード」は、道路を意味するRoadではなく、鉱脈を意味するLodeと綴ります。金塊が眠る鉱脈を走り回るランナーというイメージから来ているのですね。また、『バンゲリング ベイ』『チョップリフター』とともに、バンゲリング帝国三部作のひとつとしても知られています。
日本ではハドソンが移植したファミコン版の知名度が特に高く、日本での累計出荷本数は110万本に達しています。
3.ファミコン版ならではの特徴と仕様
ファミコン版は、原作の魅力を残しつつ、独自のアレンジが加えられています。ここでは代表的な特徴を紹介します。
横2画面にわたるスクロールステージ
原作のApple II版ではキャラクターがとても小さく、1画面にステージ全体が収まっていました。一方のファミコン版は、キャラクターを大きく描いたため、ステージが1画面に収まりきらなくなりました。その結果、横28マス×縦13マスの広さになり、左右にスクロールする画面構成が採用されています。ファミコン初の横スクロール画面を備えたゲームとしても知られています。
全50ステージをどこからでも選べる
ステージ数は全50ステージで、好きなステージを自由に選んで遊べます。行き詰まったときに別のステージへ気分転換できるのは、パズル要素の強い本作ではありがたい仕様でした。
ポーズやゲームスピード調整に対応
ポーズは何度でも掛けられるので、難しい場面では一時停止してじっくり手順を考えることができます。さらに、ステージ選択画面でセレクトボタンを押しながらAボタンを押すとスピードが上がり、Bボタンを押すと下がるというゲームスピード調整も備えています。
コミカルなキャラクターとサウンド
ランナーやロボットのデザインはコミカルで、走ったりハシゴを登ったりするたびにピコピコと軽快な音が鳴ります。ちなみに敵ロボットのデザインは、後に登場する初代『ボンバーマン』の主人公と同じものです。
4.基本の遊び方とルール
ゲームの目的は、ステージ内に散らばった金塊をすべて集めて脱出することです。操作できるのは、左右の移動、ハシゴの昇り降り、そして左右の足元のレンガを掘る動作です。ジャンプはできないため、高い場所へ行くにはハシゴを使います。
金塊を1個残らず集めると、画面の上まで届く脱出用のハシゴが現れます。それを登って画面の外へ出ればステージクリアです。ステージ上には、次のようなパーツが配置されています。
- レンガ:掘って穴をあけられる足場です。時間が経つと元に戻ります。
- コンクリート:掘ることができない固い足場です。
- ハシゴ:上下の移動に使います。左右にも動けます。
- バー:ぶら下がって横に移動できます。下キーで飛び降りることもできます。
敵のロボットに触れてしまうとミスになります。ただし、ロボットの頭の上に乗るのはミスになりません。この性質を利用して、足場代わりにするテクニックもあります。
5.攻略のコツ:ロボットの習性と穴掘りを使いこなす
本作の面白さは、ロボットの動きを読みながら金塊の取る順番を考えるところにあります。攻略のポイントを押さえておきましょう。
ロボットを穴に落として足止めする
ロボットは基本的にランナーのいる方向へ向かってきます。近づいてきたらレンガに穴を掘り、落として動きを止めましょう。穴に落ちたロボットはしばらく動けなくなります。穴が元に戻るとロボットは埋まって倒されますが、ステージの上のほうから再び現れます。
手順を間違えると詰むことがある
先のステージに進むと、金塊を取る順番を間違えて小部屋に閉じ込められたり、自分で掘った穴に埋まったりする場面が出てきます。たとえば、レンガが二重になった小部屋の金塊を取るには、最初に2ブロック分を掘ってから飛び降りる必要があります。1ブロックだけ掘って降りると、脱出できなくなってしまうのです。どのステージにも解き方が用意されているので、あきらめずに考えてみましょう。
ロボットを誘導して閉じ込める
ロボットにはランナーの動きにつられて動く習性があり、これを利用すると小部屋へ誘導して閉じ込めることもできます。金塊を持ち去るロボットもいますが、穴に落とせば金塊を手放すので、取り返すことが可能です。
フルーツのボーナスを狙う
ロボットを一定数埋めたうえで最後の金塊を取ると、フルーツのボーナスアイテムが短い時間だけ現れます。取ってから脱出すると、ボーナス得点が加算されます。
6.自分でステージを作れるエディットモード
ファミコン版の大きな魅力が、プレイヤー自身がステージを作れるエディットモードです。作れるステージは1画面分(横14マス×縦13マス)で、自作のステージを実際に遊ぶこともできます。データを保存したい場合は、ファミリーベーシック用のデータレコーダが必要でした。
このエディットモードの人気は大きく、1985年には雑誌『コロコロコミック』で自作ステージのコンテストが開催されました。中間発表の段階で、応募は19万通を超えたといわれています。ゲームを「遊ぶ」だけでなく「作る」楽しさを伝えた先駆的なソフトだったといえるでしょう。
7.続編と移植、その後のロードランナー
ファミコン版の翌年、1985年には上級者向けの続編『チャンピオンシップロードランナー』が発売されました。こちらも全50ステージ構成で、より難しいパズルが用意されています。
また、ファミコン版はその後もさまざまな形で遊ばれ続けています。1991年にはハドソンの創立20周年を記念して、パッケージのデザインを一新した再販版が登場しました。2003年にはゲームボーイアドバンス用ソフト『ロードランナーコレクション』に、ファミコン版の2作品が収録されています。さらに2006年のニンテンドーDS版では、ファミコン版2作の全ステージを収録し、エディットモードも2画面分のステージを作れるように進化しました。
8.まとめ
1984年7月20日に発売されたファミコン版『ロードランナー』の魅力をまとめます。
- ハドソンから発売された、アクションとパズルを兼ね備えたファミコン用ソフト
- 横2画面スクロールと全50ステージという、当時としては大きなボリューム
- 穴掘りとロボットの習性を利用した、奥深い攻略要素
- 自分でステージを作れるエディットモードが、多くのプレイヤーを夢中にさせた
シンプルなルールなのに、遊ぶほどに奥深さが見えてくるのが『ロードランナー』の魅力です。昭和から平成にかけてファミコンで遊んだ方は、当時の思い出とともに、もう一度あの穴掘りの感覚を味わってみてはいかがでしょうか。
(出典 Youtube)
👾 GAME LINK SYSTEM | 5サイト横断リンク
この記事とあわせて読みたいゲームネタ
夜伽のレトロゲームの部屋をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
