『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』の魅力を徹底解剖!

『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は2000年発売のN64用プロレスゲームで、日本市場に特化。トーナメントモードやエディット機能が特徴。

1. NINTENDO 64での発売と背景


『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、2000年にNINTENDO 64で発売された魅力的な3D対戦格闘ゲームです。前作にあたる『バーチャル・プロレスリング64』は1997年に発売されており、今作はシリーズの続編として新たな要素を盛り込んでいます。開発は株式会社アキ(現在のシンソフィア)が手がけ、同社が開発した『WWF WRESTLEMANIA 2000』と同じエンジンを使用していますが、登場するレスラーなどの内容はまったく異なる新鮮なものとなっています。

1999年には任天堂スペースワールドで65%の高い支持を得ていたことからも、このゲームがいかに期待されていたかが伺えます。本作の大きな特徴は、トーナメントモードの他にも、リーグやランキング、グランドミーティングに加えて、新たにベルトのエディットやレスラーのエディットモードが拡張された点です。これにより、プレイヤーは1,000種類以上の異なるモーションを組み合わせ、独自のスタイルでプレイすることができます。

特に日本市場のプロレスファンに向けて作られたこのゲームは、アメリカンスタイルの演出を控えめにし、代わりに日本のプロレスに特化した競争力のある要素を強調しています。そのため、WCWやWWFの有名レスラーは登場せず、全日本プロレスのみの選手が実名で登場するなど、日本版ならではの独自性を出しています。他団体のレスラーに関しては、名前や固有能力、衣装が変更されているなど、プレイヤーの創造性をかき立てる工夫がされています。

2. 新たなゲームエンジンと登場レスラー


『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、その開発において新たな一歩を踏み出しました。
使用されたゲームエンジンは、かつて『WWF WRESTLEMANIA 2000』で導入されたものと共通しています。
このエンジンは高い評価を受けたことでも知られています。
しかし、『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』の開発チームは、決してただのコピーを作ることには満足していませんでした。
それを超える新たな体験をプレーヤーに提供するために、ゲーム内容や登場レスラーは全く異なるアプローチを取ることに重点を置いたのです。
一つの大きな特徴として挙げられるのは、完全に新たなキャラクターが作られている点です。
このキャラクター創造においては、非常に緻密な設定がなされており、それぞれのレスラーが持つ個性的な魅力が、プレーヤーに新鮮な驚きを与えてくれることでしょう。
結果、従来のファンも新たなプレイヤーも、ともに満足できる豊かな試合展開を可能にしています。
また、新しいゲームエンジンを最大限に活用することで、よりリアルで迫力あるプロレスを体感することができます。
新エンジンの特性を活用し、レスラーたちの動きや試合のダイナミズムがより一層リアルに描かれることとなりました。

3. トーナメントモードとエディット機能


『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、2000年にNINTENDO 64からリリースされたプロレスゲームで、その魅力には目玉機能であるトーナメントモードと多彩なエディット機能が含まれます。
特にトーナメントモードは、プレイヤーが選手権を繰り広げることができる、熱狂的なプロレスファンにとって欠かせない要素となっています。
これにより、プレイヤーは自分自身のストーリーを作り上げることができるのです。
また、エディット機能は、既存のベルトやレスラーをカスタマイズ可能にし、独自のスタイルを追求することを許してくれます。
これにより、プレイヤーは自分だけのオリジナルレスラーやストーリーラインを創造することが可能となります。
さらに、1,000種類以上の異なるモーションが用意されているため、プレイスタイルに応じた多彩な動きを表現することができます。
これらの要素が組み合わさることで、『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』はプレイヤーに無限の可能性を提供し、ゲームの楽しみ方を広げます。
エディット機能を活用して、あなただけのプロレスリングシーンを作り、他のプレイヤーとの対戦や共有を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

4. 日本市場向けに強調されたプロレス要素


『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、日本プロレスファン向けに特化したNINTENDO 64用の3D対戦格闘ゲームです。このゲームは2000年に発売され、前作である『バーチャル・プロレスリング64』の後継作として位置づけられています。開発会社である株式会社アキ(現シンソフィア)は、同じエンジンを使用しながらも、より日本市場に特化した設計を行いました。

まず、このゲームの大きな特徴は、アメリカンプロレスに見られる派手さやパフォーマンス的な要素を削除し、日本のプロレス独自の技術や精神を強調したことです。これにより、より本格的で競技性の高いプロレスを体験することができます。『WWF WRESTLEMANIA 2000』とは異なり、アメリカのレスラーが登場しない点がユニークです。

さらに、このゲームでは全日本プロレスとのライセンス契約により、実際の選手たちが実名で登場します。この点でも、リアルなプロレス体験を提供しているといえるでしょう。他団体のレスラーは、独自の名前と能力を付与されたうえで登場するため、新鮮な感覚でプレイすることができます。

また、モード面でも充実しており、トーナメントやリーグ、ランキングが用意されています。特に注目すべきは、新たに追加されたベルトのエディットおよびレスラーのエディットモードです。1,000以上の異なるモーションを自由に組み合わせ、自分だけのユニークなレスラーを作り上げることができるのです。

日本向けに特化された『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、まさに日本のプロレスファンが求める要素を詰め込んだ一作です。プロレスの巧みな技術と精神をゲームで感じたい方に、ぜひおすすめしたいゲームです。

5. 最後に


『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、日本のプロレスファンに向けて特別な魅力を持つ3D対戦格闘ゲームです。このゲームは、日本におけるプロレス文化を再現し、アメリカンプロレスのフィクション性を排除して、より現実的なプロレス体験を提供しています。この点は、日本のプロレスファンに大きな評価を受けており、プロレスゲームの中でも特異な存在となっています。

特徴としては、豊富なモーションやエディット機能が挙げられます。レスラーの動きは1,000種類以上と豊富で、ユーザー自身がベルトやレスラーを細かくエディットできるため、自由度が高いことが魅力です。これにより、ユーザーが自分だけの試合やリーグ戦を組むことができ、多彩なプレイスタイルが楽しめます。

特に、前作と異なる点としては、エンジンの同一性にもかかわらず、登場レスラーやゲームの中核にある部分が刷新されていることです。全日本プロレスからのみライセンスが認可され、実名選手を登場させることに成功したことは、プロレスファンにとって大きなトピックでした。これにより、他の団体のレスラーは仮名で登場しますが、ゲームの世界にユニークな色を添えています。

このように、『バーチャル・プロレス2 〜王道継承〜』は、プロレスゲーム好きにとって必見の一作です。プロレスの楽しさをゲーム内で堪能でき、特に日本のプロレスに特化した内容はファンの心を鷲掴みにすること間違いありません。

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