『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の魅力に迫る
1999年に発売された『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』は、任天堂キャラクターたちが対戦するアクションゲームのシリーズ初作。独自の操作システムとキャラクター性が魅力で、多くのファンに愛され続けている。

1. スマッシュブラザーズとは?

『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』(英題:Super Smash Bros.)は、1999年1月21日に任天堂より発売されたNINTENDO 64用対戦アクションゲームです。このゲームは、任天堂の人気キャラクターたちが一堂に会し、対戦を繰り広げるユニークな作品として登場しました。アメリカでは同年4月27日に、ヨーロッパでは11月19日にリリースされ、世界中のプレイヤーに楽しまれています。ゲームの基本システムは、「スマッシュ」と呼ばれる操作スティックのはじきを中心として設計されており、この時点で大半の基本システムが確立されていました。後のシリーズで新たに追加された要素も数多くありますが、初代から受け継がれているシステムは、シリーズの骨子となっています。

本作に登場するキャラクターは、すべて任天堂が過去に発売した人気ゲームシリーズのものから選ばれています。プレイヤーが操作可能なキャラクターは12体で、これらはシリーズ全作品において共通して登場し、ファンに親しまれています。例えば、ドンキーコングは1Pモードでは敵キャラとしてジャイアントドンキーコングという形で登場し、通常は味方としてのみ操作できます。

『スマブラ』の開発は、ディレクター桜井政博氏が指揮をとり、その制作過程で彼自身が「スマブラ拳!!」という公式サイトを開設しました。このサイトは、ゲームの仕様や裏話を紹介する場として機能し、後にシリーズ全体のファンの間でも人気のコンテンツとなりました。

2. 独自の操作システムとゲームシステム

『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』は、その独特な操作システムが魅力の一つです。操作スティックをはじく『スマッシュ』を中心に、戦略的な動きを可能にしました。この独特な操作方法は、1999年の発売時から確立され、後のシリーズでも受け継がれています。各作品では新しいシステムやキャラクターが追加されましたが、基本的な操作感やシステムは変わりません。この一貫性が、シリーズのファンを引き続き魅了している理由の一つです。また、『スマブラ』シリーズは、プレイヤーが任天堂の人気キャラクターを操作できる点も魅力です。マリオ、リンク、ピカチュウなど、馴染み深いキャラクターを自由に動かし、対戦を楽しむことができます。初代作品では12のキャラクターが登場し、この選定もプレイヤーの心に強く残っています。チャレンジマッチによって新たなキャラクターが解禁されるシステムも、その後の作品で踏襲され続けています。結果として、プレイヤーに新たな挑戦の機会を提供し、ゲームのリプレイ性を高めています。
さらに、豪華なアイテムやステージもゲームの醍醐味です。アイテムを駆使して有利に戦況を運んだり、ステージごとに異なる戦略を立てる必要があります。これらのゲーム要素が複雑に組み合わさることで、『スマブラ』はただ対戦するだけではない、戦略性と楽しさを兼ね備えたゲームとして一線を画しています。このように、独自の操作システムとゲームシステムにより、『スマブラ』は多くのファンに愛され続けているのです。

3. プレイヤーキャラクターの紹介

『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』は、1999年に任天堂より発売されたNINTENDO 64用ゲームであり、全てのプレイヤーキャラクターが任天堂の人気ゲームシリーズから選ばれています。今作には12人のキャラクターが登場し、それぞれがオリジナル作品の順に並べられています。例えば、『マリオ』シリーズのマリオやルイージ、『ゼルダの伝説』シリーズのリンクなど、子供から大人まで親しまれているキャラクターたちが揃っています。また、これらのキャラクターは大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの全作品に登場しています。キャラクターの中には、特定の条件を満たすことで解禁されるキャラクターも存在し、これがプレイヤーにとってのチャレンジ要素の一つとなっています。『スマブラ』においては、ルイージをはじめとして、特定の条件をクリアすることで「チャレンジマッチ」に挑むことができ、その勝利によって新たなキャラクターが使用可能になるのです。

このようなキャラクターたちの多様性と、それぞれの持つ固有の技や特性が『スマブラ』のプレイ体験を豊かにし、多くのゲーマーを魅了しています。各キャラクターの技はオリジナル作品の要素を大切にしつつ、『スマブラ』ならではのアクションを楽しむことができるよう設計されています。

4. スマブラ拳!!とファンとの交流

桜井政博氏による公式サイト『スマブラ拳!!』は、1999年の『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の発売とともに立ち上げられました。
このサイトは、ゲームの裏側や開発秘話を提供し、ファンにとっては貴重な情報源となりました。
『スマブラ拳!!』は、後のシリーズでも恒例のコンテンツとなり、多くのファンとの交流の場を提供し続けました。
このサイトにおける「アンケート収集拳!!」では、ファンが次回作に登場してほしいキャラクターを投票することができ、その結果は実際のキャラクター選定に役立てられました。
例として、クッパ、デデデ大王、ミュウツーは初期のファン投票で注目を集め、後のシリーズに登場するきっかけとなったのです。
これにより、ゲーム開発において、ファンの意見がどれほど大切かを示す一例となりました。
また、『スマブラ拳!!』を通じて、ゲームプレイのテクニックや攻略法、開発者からの直接メッセージが共有され、コミュニティの形成にも一役買いました。
このようにして、桜井氏とファンとの間には強い絆が生まれ、『スマブラ』シリーズの発展に寄与する結果となりました。

5. 最後に

『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』は、1999年に任天堂から発売された画期的な対戦アクションゲームで、同シリーズの第1作目として大ヒットしました。本作は、任天堂の人気キャラクターたちを自在に操り、戦うことができるというユニークなスタイルで、多くのゲーマーを魅了しました。特徴として、基本となるゲームシステムがすでにこの初代で確立されており、後の作品にも影響を与え続けています。キャラクターのバランスや演出に関する海外版での調整点も細かく設計されており、各地域に適応したゲーム体験を提供しています。このような工夫により、初代から続くシリーズとしての基盤が固まったのです。後に続編で登場するアイディアは、この初代ですでに考えられていたことが多く、時を経て実現されたものも少なくありません。例えば、「最後の切りふだ」や「スーパーキノコ」といった要素は当時構想されていたものの、技術的な制約で初代では見送られたアイディアです。『スマブラ』初代は、シリーズの礎を築き上げた重要な作品です。細かなバランス調整や演出、そしてゲームシステムの確立に至るまで、この時点から多くの革新的な試みが行われていました。続編での追加要素の多くが初代からの発展であることを考えると、このゲームの持つ先見性の高さ、そして任天堂のゲーム作りへの情熱に改めて感心します。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。

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