ドラクエ10のコインボス「デュラン」とは?幻界の四諸侯の一角を担う武人の正体に迫る

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

ドラゴンクエスト10のコインボス「幻界の四諸侯」に名を連ねるデュランは、実はシリーズ本編で古くから活躍してきたモンスターです。もともとはドラゴンクエスト6に登場した四魔王の一人であり、その堂々とした佇まいと騎士道精神から根強い人気を誇っています。今回はデュランがどのようなキャラクターなのか、原作での立ち位置や外見の特徴、名前の由来、そしてドラクエ10での登場のされ方まで、じっくりとご紹介していきます。

1.デュランはドラゴンクエスト6生まれの四魔王

デュランは1995年にスーパーファミコンで発売された「ドラゴンクエスト6 幻の大地」に登場するボスキャラクターです。物語の黒幕であるデスタムーアに仕える四魔王のうちの一人という設定で、夢の世界を統べるゼニス王の居城「ゼニスの城」を封印する役目を任されています。デュランはこの城自体を「ヘルクラウド城」という自らの居城に作り替えており、物語終盤で主人公一行が挑む相手として立ちはだかります。

四魔王というと卑劣な策略を巡らせる存在が多い中、デュランは姑息な手段を嫌い、強い相手と正々堂々戦うことに喜びを見出す武人気質の持ち主として描かれています。他の魔王たちがゼニスの城の住人ごと城を破壊したのに対し、デュランは住人たちの魂だけを封印し、城の姿は保ったままにしているという点にも、彼なりの美学がうかがえます。

また、ドラゴンクエスト6の物語序盤で登場する仲間キャラクターのテリーは、かつてデュランの配下として仕えていた過去を持ちます。テリーはデュランについて「こいつは他の魔物とは違う」と一目置くような発言を残しており、単なる敵幹部にとどまらない存在感を早い段階から示唆されているキャラクターでもあります。物語終盤、ヘルクラウド城で満を持して主人公一行の前に立ちはだかるデュランは、それまでの魔王たちとは一線を画す手強さを持つラスボス級の相手として設計されており、正攻法での挑戦が求められる硬派な戦闘バランスになっています。

2.最期のセリフに見る騎士道精神

デュランが特に印象深く語り継がれる理由の一つが、戦いに敗れた際のふるまいです。主人公たちに敗北を認めると、黒幕であるデスタムーアの存在を教えてくれたうえで「もし生まれ変わってこの大地に戻れたら、また戦いたい」という言葉を残して息絶えます。敵でありながら潔さを感じさせるこの最期は、多くのプレイヤーの記憶に刻まれており、同じ四魔王であるグラコスやジャミラスよりもデュランの名を覚えているという人が多いのも納得できるところです。

戦闘面では、対象に3回連続で切りつける「はやわざ」や、味方の補助効果を消し去る「いてつくはどう」といった特技を使いこなし、状態異常への耐性も高いことから、正攻法での物理攻撃が攻略の軸になる相手として知られています。

3.赤い巨躯と色違いの関係

デュランのビジュアルは、赤みを帯びた筋肉質な体に、独特な形状を持つ両剣とマントを組み合わせたものです。両剣は分離させて二刀流にすることもできる造形ですが、通常のグラフィックでは連結した状態で片手に携えています。防具は兜や肩当てなどごく一部にしか身につけておらず、露出度の高い姿は同じくドラクエシリーズの盗賊キャラクターを連想させるとも言われますが、デュランの場合はそれがむしろ精悍さを引き立てているという評価が目立ちます。

このビジュアルはデュラン専用のものではなく、同シリーズに登場する「サタンジェネラル」「ダークドレアム」と色違いの関係にあります。ドラゴンクエスト6のニンテンドーDS版リメイクでは、ダークドレアムのみ新規デザインとして描き直されたため一時的に見た目が分かれていましたが、モンスターズシリーズの続編以降では再びポーズや装飾が共通化され、色違いの関係に戻っています。

ちなみにドラゴンクエストシリーズには「デュラハーン」や「デュランダル」という名前の似たモンスターも登場しますが、いずれもデュランとは見た目がまったく異なる別のキャラクターです。名前の響きだけで混同されやすい存在ではあるものの、赤い巨躯と両剣という唯一無二のシルエットによって、デュランは一目で見分けがつく個性を確立していると言えるでしょう。

4.名前の由来と他作品での活躍

デュランという名前は、中世フランスの叙事詩「ローランの歌」に登場する伝説の剣「デュランダル」、もしくは実在する人名「デュラン」に由来していると考えられています。姑息な策略を避け、正々堂々とした一騎打ちを好む性格は、デュエル(決闘)やデュエリスト(決闘者)という言葉との掛け合わせとも受け取られており、名前と性格の両面でキャラクター性が練り込まれていることがわかります。なお、ニンテンドーDS版以降の英語版タイトルではDhuranという名称が使われています。

デュランはドラゴンクエスト6限定のキャラクターにとどまらず、モンスターズシリーズではほぼ常連として登場するモンスターです。「テリーのワンダーランド」シリーズでは「かがみのとびら」というダンジョンの最深部で待ち構えるボスとして登場し、ドラゴンクエスト6のイベントを再現した戦闘を体験できる作品も存在します。原作でのキャラクター性がそのまま受け継がれているため、シリーズを横断してファンから愛されている存在と言えるでしょう。

さらに近年配信されているスマートフォン向けタイトルのコラボイベントでも、ドラゴンクエスト6を題材にした企画にはデュランがしばしば登場しており、原作再現のボス戦や、専用グラフィックが用意されたメガモンスターとして扱われることもあります。長年にわたってさまざまな作品に呼ばれ続けているという事実そのものが、デュランというキャラクターがシリーズ内でいかに高い人気と存在感を保ち続けているかを物語っています。

5.ドラゴンクエスト10「幻界の四諸侯」としての登場

ドラゴンクエスト10では、デュランはコインボス「幻界の四諸侯」の一体として魔法の迷宮に登場します。このコインボスは2015年5月27日に実施されたバージョン3.0.1のアップデートで追加されたコンテンツで、アクバー・グラコス・ジャミラスという、いずれもドラゴンクエスト6にゆかりのあるモンスターたちとともにデュランが同時に出現する構成になっています。四諸侯というグループ名は、ドラゴンクエスト6のサブタイトルである「幻の大地」にちなんで名付けられたものと考えられています。

戦闘が始まると、まずデュラン以外の3体が行動を開始し、デュラン自身は攻撃を受けるか一定時間が経過するまでは動き出しません。これは原作での「正々堂々とした戦いを好む」というデュランの人物像を反映した演出であり、原作ファンにとってはうれしい再現要素となっています。ほかの3体を先に倒すと、デュランがパーティを気遣うようなセリフとともに味方のHPとMPを回復してくれる場面が用意されていたことも、彼の武人らしい一面をよく表しています。討伐報酬としては「幻界闘士のゆびわ」と「幻界導師のゆびわ」の2種類が用意されており、物理攻撃職・呪文職のどちらにとっても挑戦する価値のあるコインボスとして親しまれています。

その後、ドラゴンクエスト10ではさらに強化された「幻界の四諸侯強」や、新たな仲間モンスター「ムドー」を加えた「真・幻界諸侯」といった上位バージョンも実装され、デュランはより高いレベル帯のプレイヤーに向けた挑戦の場でも重要な役割を担い続けています。原作であるドラゴンクエスト6から数十年の時を経てもなお、四魔王随一の武人としての存在感を保ち続けているところに、デュランというキャラクターの息の長さを感じ取ることができます。

こうして振り返ると、デュランはドラゴンクエスト6での一度きりの登場に終わらず、独特な美学と存在感によって長年シリーズファンに愛され続けてきたキャラクターであることがわかります。ドラゴンクエスト10で幻界の四諸侯に挑む際には、彼が背負ってきた原作でのドラマにも思いを馳せてみると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

(出典 Youtube)


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