イー・アル・カンフー(ファミコン版)の発売日と魅力を徹底解説|コナミ初参入の対戦格闘アクション

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※記事内の画像は全てイメージです。実際の製品・写真とは異なります。

1985年4月22日、コナミが満を持してファミリーコンピュータ市場に参入した一本が「イー・アル・カンフー」です。棒術使いや手裏剣使いなど個性豊かな5人の敵と1対1で戦い抜くこの作品は、対戦格闘ゲームというジャンルの草分け的存在として今なお語り継がれています。本記事では、ファミコン版イー・アル・カンフーの発売日や仕様、ゲーム内容、そして現在の配信状況までを詳しく紹介します。当時ファミコンに夢中になった世代の方はもちろん、レトロゲームに興味を持ち始めた方にも楽しんでいただける内容です。

1.イー・アル・カンフーとは何か 対戦格闘の礎を築いたアクションゲーム

イー・アル・カンフーは、コナミが開発・発売したアクションゲームです。プレイヤーとコンピュータが1対1で戦うという形式は、現在の対戦格闘ゲームの原型ともいえるもので、後年のジャンル確立に大きな影響を与えた作品として位置づけられています。もともとはアーケード用ソフトとして生み出され、1985年1月に全国稼働を開始しました。その後、家庭用としてMSX版が発売され、数か月遅れてファミリーコンピュータ版が登場します。ファミコン版はアーケード版そのものの移植ではなく、MSX版をベースにリメイクされた内容となっており、ビジュアルやステージ構成、敵キャラクターの数などがアーケード版とは大きく異なっている点が特徴です。

2.ファミコン版の発売日 コナミ初参入ソフトとしての歴史的意義

ファミコン版イー・アル・カンフーの発売日は、1985年4月22日です。この日はコナミにとって記念すべき日でもあり、同社がファミリーコンピュータ市場へ初めて参入したソフトのひとつとなりました。同日には「けっきょく南極大冒険」も同時発売されており、コナミはこの2本を皮切りにファミコン市場へ本格的に進出していきます。当時のファミコンはすでに多くの家庭に普及しつつあり、任天堂以外のメーカーが次々と参入を始めていた時期でした。そうした流れの中で、アーケードで実績のあった格闘アクションを家庭用に落とし込んだイー・アル・カンフーは、コナミの技術力とアイデアを示す象徴的な一本になったといえるでしょう。

3.アーケード版との違い ファミコン版だけが持つ独自の魅力

イー・アル・カンフーは移植のたびに内容が大きく変化していることでも知られています。アーケード版では11人の敵と戦うことになりますが、MSX版とファミコン版ではその数が5人に絞られています。また、使用できる技の数もアーケード版が16種類であるのに対し、ファミコン版は7種類、MSX版は5種類と機種ごとに差があります。ストーリーについても、アーケード版では亡き父の無念を晴らすために格闘大会「王座杯」の優勝を目指すという設定ですが、ファミコン版とMSX版では敵の一族を打ち倒すために根城へ乗り込むという、まったく異なる物語が展開されます。ファミコン版から本作に触れたプレイヤーが、のちにアーケード版を見て驚いたという声も多く、それぞれの版が独立した個性を持つ作品として楽しまれてきました。

4.ストーリーと主人公リーが挑む「メンマの塔」

ファミコン版の主人公は、カンフーの達人である「リー」です。中国全土で悪行を重ねる「チャーハン一族」を成敗するため、リーは彼らの根城である「メンマの塔」へと単身乗り込んでいきます。アーケード版の主人公「ウーロン」が父の弔い合戦として格闘大会に挑むのに対し、ファミコン版は悪の一族を倒すという勧善懲悪の物語が採用されており、当時のアクション映画的な痛快さを味わえる構成になっています。ブルース・リーやジャッキー・チェンといった香港カンフー映画のスターを思わせる格闘描写も本作の見どころのひとつで、次々と現れる強敵に立ち向かう展開は、子どもたちの心を強くつかみました。

5.操作方法と繰り出せる技の数々

操作は十字ボタンによる移動と、パンチ・キックボタンの組み合わせによって行います。ファミコン版では方向入力とボタンの組み合わせにより7種類の技を使い分けることができ、中段パンチや足払い、飛び蹴りといった多彩なアクションで敵を追い詰めていきます。対戦のルールは体力制で、自分の体力が尽きる前に相手の体力をゼロにすれば勝利です。2本先取などのルールではなく1本勝負となっており、プレイヤーには残機が用意されています。なお、本作では2人のプレイヤーが同時に対戦することはできず、あくまでコンピュータの敵と戦う一人用のゲームとなっている点も押さえておきたいポイントです。

6.立ちはだかる5人の敵キャラクターたち

ファミコン版でリーの前に立ちはだかるのは、個性豊かな5人の敵です。棒を縦に構えて攻撃してくる棒術使いの王(ワン)、手裏剣のように火の玉を吹きかけてくる火炎術師の桃(タオ)、鎖を武器に戦う陳(チン)、素早い動きで手裏剣を放つ藍(ラン)、そして高い位置からのフライングボディアタックを得意とする謎めいた敵、呉(ム)が登場します。5人をすべて倒すとステージの色が変わり、再び最初の敵から戦いが始まるという周回構造になっているのも本作の特徴です。それぞれの敵は間合いや攻撃パターンが異なるため、プレイヤーは敵ごとに立ち回りを変える必要があり、この「キャラクター対策を考える楽しさ」こそが本作最大の魅力といえます。

7.ボーナスステージと得点システム

ファミコン版には、陳を倒した後に挿入されるボーナスステージが用意されています。ここでは、リーに向かって飛んでくる武器を攻撃で撃ち落とし、スコアを稼いでいくという内容になっており、通常のバトルとは一味違うテンポで楽しめる構成です。得点面では、敵を倒すと残った体力に応じたボーナスが加算されるほか、無傷で勝利するとパーフェクトボーナスが追加されるなど、やり込み要素もしっかりと盛り込まれています。一定のスコアに達すると残機が増えるといった仕組みも用意されており、単なる一本道のアクションにとどまらない奥深さを持った作品です。

8.印象的なBGMが生んだ独特の世界観

イー・アル・カンフーを語るうえで欠かせないのが、中国的な旋律を取り入れた特徴的なBGMです。作曲を手掛けたのは、当時アルバイトとしてコナミに在籍していた東野美紀さんで、いわゆるオリエンタルリフを使ったメロディが、対戦の緊張感と本作独特のコミカルな雰囲気を同時に演出しています。この楽曲は後年のコナミ作品でもアレンジされて使用されており、長きにわたって多くのファンの記憶に残るサウンドとなりました。効果音についても、技を繰り出す際のコミカルな音や、残機が増える際のボイスなど、細部まで作り込まれている点が本作の完成度の高さを物語っています。

9.現在でも遊べる配信状況

ファミコン版イー・アル・カンフーは発売から長い年月が経った現在も、さまざまな形で遊ぶことができます。Wiiのバーチャルコンソールをはじめ、ニンテンドー3DSやWii Uのバーチャルコンソールでも配信された実績があり、近年ではNintendo Switch Onlineの追加特典を通じて手軽にプレイできる環境が整っています。長年にわたり複数のハードで繰り返し配信されてきたことからも、本作が持つ根強い人気と歴史的価値の高さがうかがえます。当時を知らない世代にとっても、格闘ゲームのルーツを体験できる貴重な一本といえるでしょう。

10.まとめ イー・アル・カンフーが後世に残したもの

ファミコン版イー・アル・カンフーは、1985年4月22日という日付とともに、コナミがファミコン市場へ本格参入した歴史を物語る一本です。1対1で個性豊かな敵と渡り合うという対戦形式は、のちの格闘ゲームブームへとつながる重要な礎となりました。5人の敵それぞれに合わせた立ち回りを考える面白さ、印象的なBGM、そしてアーケード版とは異なる独自のストーリーと敵キャラクター構成など、ファミコン版ならではの魅力が詰まった作品です。昭和のファミコン全盛期を知る方にとっては懐かしさとともに、当時の興奮を思い出させてくれる一本ではないでしょうか。機会があれば、配信サービスなどを通じて、ぜひこの歴史的な対戦格闘アクションに触れてみてください。

(出典 Youtube)


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